田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

全日本ボクシング選手権大会

2019-10-20 09:24:05 | スポーツ & スポーツ観戦

 10月16日から本日20日まで札幌市において「全日本社会人大会」及び「全日本女子大会」が開催された。私は昨日、今日と二日間僅かずつであったが、会場の北ガスアリーナで観戦した。ところが!

                

       ※ 大会名が記された看板です。絵は日本ボクシング連盟のアニメキャラクターだそうです。

 本日の投稿はラグビーWCの日本対南アフリカ戦のパブリックビューイングのことをレポしようと予定していたが、予定を変えて全日本ボクシング選手権大会のことをレポートすることにした。(パブリックビューイングの予定を変更したわけではない。ラグビーについては明日レポートすることにする)

        

        ※ 昨日行われたジュニア女子の軽いクラスの準決勝の対戦です。

 ボクシング大会が札幌で開催されることを知っていたわけではない。新聞のスポーツ予定欄に小さく載っていたのが目に止まったのだ。スポーツ大好きな自分にとってはボクシングも興味の対象である。昨日も本日も他の予定が入っていたが、その予定外の時間に北ガスアリーナに駆け付けてみたということである。

        

        ※ 大会会場全体の様子ですが、全日本大会としては観客はまだまだ少ない感じです。

 昨日は午後から地域のミュージックフェスティバル、本日は午前中に講座が一つ入っていた。そこで、昨日は午前中に、本日は午後から観戦したというわけである。

 ところが!! なんとも残念だったのは、両日とも私が観戦できたのは全て女子の試合だったのだ!悲しいかな男子の試合は一試合も観戦できなかった…。

 私としては昨日はともかく、最終日の本日は男子の決勝が午後から行われるだろうと予想していた。ところが私が北ガスアリーナに着いたときには男子の決勝がすべて終わり、女子の決勝が始まっていたところだった。

 特に誰かを注目していたわけではなく、社会人のボクシングとはどのようなものかを観戦体験をしてみたいというのが動機だったのだが、男子の試合を観戦できなかったのは残念だった。

       

       ※ 女子の重いクラス(ライトウェルター級)に出場した北海道の紺野佳苗選手(背中)です。

 その女子選手の出場者の中にちょっと風変わりの選手が私の目を引いた。その選手は北海道のライトウェルター級の選手で紺野佳苗という選手である。彼女の所属がなんと「札幌市立もみじの森小学校」となっていたのだ。常識的に考えれば小学校の教員である。女子の出場選手を全員チェックしてみたが、公立学校所属の選手は彼女一人だった。その彼女はライトウェルター級の決勝戦に出場したのだ。地元選手とあって大声援を受けたが、東京都の選手に残念ながらRSC負けを喫してしまい優勝はならなかった。

       

    ※ 本日の決勝戦は選手入場の際は場内を暗くし、スモークを噴き上げ、スポットライトに照らされて入場しました。

 ところでアマチュアボクシングではこのRSC(レフリーストップコンテスト)というルールがある。これは試合が一方的となりレフリーが試合続行困難と判断した場合に試合を止めてしまうこと、辞典には出ていた。ところが実際に試合を観ていると、選手が有効打を放ち相手選手の顔が大きくのけぞった場合には直ちにレフリーがストップを宣告し、試合を一時中止する。一度目は宣告を受けた選手の戦意を確認し、試合を再開するが同じ選手が二度目の宣告を受けた場合はその時点で試合は終了していた。このルールは選手の危険防止の意味もあると思われるが、観戦しているとはたしてストップするにふさわしかったのだろうか?と思えたシーンが何度かあったように思えた。反対に顔が大きくのけぞったにも関わらずレフリーの死角だったためにストップを逃れたケースもあったように思えた。ただそうした試合を観ていると、レフリーの権限は絶対のようでセコンド陣から抗議のような声を聞くことは皆無だった。

       

       ※ 昨日の準決勝では、敗戦の選手は直ちにリングの外の片隅で直ちに第三位の表彰を受けていました。

 原稿を作成する段階になって面白いことを発見した。購入した大会パンフレットを繰っていると、出場選手が男子が71名に対して、女子はジュニア(高校年代)が83名、シニアが68名ということが判明した。なんと女子選手の方が出場選手数が多いとは驚きである。しかも、最後に女子の試合をもってきたのは男子が社会人の大会であるのに対して、女子は「全日本大会」ということでアマチュアの最高峰の大会で、来年の東京オリンピック2020に直結する重要な大会だったということだ。どうりで最後に持ってくるはずである。