西野市民の森は、他の市民の森が周回コースなのに対して、ここだけはワンウェイの市民の森である。だからだろうか?案内板などもなく、少し寂しい思いがしたトレッキングコースだった。
「手稲本町市民の森」をトレッキングした私は、まだ体力的に余裕があったことから、自宅へ帰る道から少し寄ったところにある「西野市民の森」をトレッキングすることにした。
「西野市民の森」には、「西野西公園」、「旧西野キャンプ場」、「宮丘公園」と三つの入り口がある。私は他の二つの入り口についてはアクセス方法を熟知していなかったため、今年の1月にスノーシュートレッキングをした「西野西公園」口から入ることにした。
※ 赤い矢印のところから入り、青い矢印の「261峰」を折り返しました。
しかし、入り口にところにこれといった案内板は立っていない。1月のときには周りにいた住民の方に伺いコースに入ったが、どうやら正規のルートではなかったようだ。
※ 西野西公園の広い駐車場です。
私は先行者のブログを拝見しながら、1月の時とは違う西野公園の野球場の横を通り、コースに入った。といっても特にそこにも市民の森の案内板があるわけではなかった。
※ 西野西公園野球場の横を通り高みを目指します。
野球場の横に設けられた階段を山に向かって上っていくと、市民の森の入り口らしきところに至った。といっても本当にそこが入り口なのかどうか何の案内もないのではっきりしない。ともかく1月の時の記憶をたどり先に進んだ。
※ 公園内にはこうした階段が上に向かって伸びていました。
※ 公園内の枝垂れ桜がちょっと遅く満開を迎えていました。
※ 階段を登りきったところにこのような施設がありましたが、入り口の標識はなかった。
先行者ブログにもあったが、このコースは利用者が少ないのだろうか?踏み跡が他のコースよりは少なく、コース幅も少し狭いように思えた。中には民家の畑との境界の狭いところを行く箇所もあった。
※ コースに入った直後はこのような細いコースが伸びていました。
※ 民有地の柵の横を通っていきます。
コースはけっこうアップダウンを伴い、数か所の水場や木橋を越えて進んだ。山野草はこれまでの「南の沢」や「手稲本町」ほど目立たず、ニリンソウとタチツボスミレがぽつぽつと咲いている程度だった。
※ 何度も沢沿いのコースを行くときに、いろいろな木橋が待っていました。
※ 沢へ下りたり、こうして上ったりを繰り返します。
そうしているうちに、「旧西野キャンプ場」口からとの合流点に到達した。ここにも特に案内板のようなものは見当たらなかった。コースはここからはコース途中にある「251峰」を目指しての上りが続いた。
※ ふと足元を見るとアリが卵を咥えて運んでいました。引っ越し?
※ ここでもクルマバソウはもう少し先に満開の時を迎えそうです。
「251峰」は小さな頂だが、山頂近くはジグを切ってコースが造られているなどけっこうな上りが続いた後、平坦となり「251峰」に到達した。コース全体の2/3を踏んだことになる。
※ 「251峰」の山頂直下はけっこうな上りが待っていました。
※ 「251峰」の標識が立ち木に打ち付けられていました。
※ 標識の下には写真のようなベンチが。ここで一休みです。
私はこの日、これ以上前進することを止めることにした。体調的に特に問題はなかったが、1月にスノーシュートレックをした際に、この先が特に魅力的だと思われなかったからだ。「261峰」で一休みした後、来た道を引き返した。
※ 「251峰」の先へ行って、街並み写そうとしましたが、新緑の葉に遮られました。
引き返す際に、この日のスタート地点とした西野西公園野球場のところではなく、それより先にある1月に入った入り口から下りることにした。私にはこちらの方が出入り口としては相応しいように思うのだが、マップを見る限りは野球場横のところが正規のコースのようである。
※ 帰りのコースとして選択した入り口の階段です。
「西野市民の森」のコースは全長2.7キロということだから、私はスタートから約2キロ地点の「251峰」から折り返したので、約4キロをトレックキングしたことになる。
「西野市民の森」の全体の印象として、案内が整備されていないこと、ワンウェイのコースだということなど、市民の利用も他の市民の森と比べると少ないのではないだろうか?できれば周回コースを整備したり、案内板も設備するなどしてより魅力的なコースにすると市民からも利用される市民の森となるのではないだろうか?
《トレッキング実施日 ’20/05/16》
そうなんですか!何も知らない私は単なる引っ越しなのかな?と思っていましたが、子ン中の世界もなかなか厳しい世界なんですね。「奴隷狩り」とは恐ろしい!
そういえば、出ちゃっ太さんは虫の世界に詳しいですね。これからも折に触れ、アドバイスいただけたら幸いです。