田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

盤渓市民の森トレッキング

2020-05-19 16:25:05 | フットパスウォーク & トレッキング

 「盤渓市民の森」は何度も通った市民の森である。しかし、これまで最外周を廻ったことはなかった。今回初めて最外周を廻ることができた。そのうえ、数年ぶりにシラネアオイにも遭遇することができた。

   

   ※ 数年ぶりに出逢えたシラネアオイに感激しました。

 「盤渓市民の森」は札幌市内に6つある市民の森の中で最も早く市民の森に指定された。(平成元年6月)そうしたことも影響しているのだろうか?整備も行き届いているし、コースも縦横に張り巡らされていて、市民が楽しめる市民の森となっている。

   

   ※ この赤いコースの外周を廻ったのですが、12~10ポイントがハイライトでした。

 この「盤渓市民」の森は自宅から約15分。いわば私のホームフィールドである。夏も冬の何回も足を運んだ市民の森である。しかし、これまで外周をしっかり廻ることができていなかった。今回初めて最外周を一周することができた。

   

   ※ 「盤渓市民の森」の入口です。総合案内板が影になっていますね。

   

  ※ いきなりタチツボスミレの歓迎を受けましたが、ここではあまり目立ちませんでした。

   

   ※ まだ入口からそれほど入っていないメインのコースです。

 今回初めて最外周を一周することができ、これまでなぜ一周することができなかったのか、その理由が分かったような気がした。これまで私は冬季に一周を試みて、できずにいた。その部分はマップ上では10ポイントから12ポイントの間の1,646mの区間である。この区間はマップでもお分かりのとおり、コース上ではほかのコースからは外れたようなコースのため、利用率が低そうである。だから道幅も他に比べて狭かった。その上、ほかのところは100mから2~300m毎にある案内板が1,646mの間に一つもないのだ。そのために冬期間はコースが定かでなかったことから、私は一周できずにいたのだった。

   

  ※ ポイント12の分岐点です。私は左手の細い道を分け入ってポイント10を目指しました。

   

   ※ こちらのコースはグッと狭くなって、このようなコースがずーっと続きます。

   

   ※ 沢を渡り、階段を登って、上がり下がりを繰り返します。

   

   ※ かなり奥深く分け入ったところです。足元には白いニリンソウが目立ちます。

 私は細く狭い1,646mのコースを黙々と歩いた。嬉しいこともあった。これまで今年の春になってどこでも見ることのできなかったシラネアオイの薄紫の花に出会えたのだ。山野草の中では大きな花びらを持ち、薄紫色の楚々とした色合いはまるで山野草の貴婦人のようにも見える。ただし、見ることができたのはその1か所だけだった。

   

   ※ このようにニリンソウが咲き誇っている箇所が何か所もありました。

   

   ※ オオカメノキの花も目立ちました。

   

   ※ オオウバユリもかなり成長した姿を見せてくれました。

   

 ※ この日見た最大のエンレイソウです。濃い紫色の花は目立たず損(?)をしていますね。

   

   ※ シラネアオイの花を大写ししました。

   

   ※ こちらは初対面でしたが、サンカヨウと判断しました。(下の写真も)

   

 私はこの日、未踏だった1,646m区間をまず歩くことが目的だったので、いつもとは周回のコースが逆だった。マップに付されたポイントでいうと、入口⇒1⇒15⇒14⇒13⇒12⇒10⇒9⇒8⇒7⇒6⇒5⇒4⇒3⇒2⇒1⇒入口 というように、番号の多い方から少ない方(つまり逆回り?)に回った。

   

   ※ 1,646mの長い細い道を抜けて、この日の最高到達点に向かいます。

   

   ※ その途中で見慣れたヒトリシズカです。あまり目立ちませんでした。

   

   ※ こちらもこれまで何度も目にしたフッキソウです。

   

   ※ コース中、唯一眺望の効くポイント8の地点です。

   

 ※ そこで見かけた白い花。葉の形から山イチゴではないかと判断しました。(下の写真も)

   

 市民の森の場合、私のように体力が衰えたものには登山と違って体への負荷が小さいのが幸いしている。つまり、市民の森には上りも下りもあるのだが、登山とは違い上りと下りが適度に交互に現れるところがある。上りで苦労をしても、下りで疲労を回復できるところが市民の森トレッキングの特長の一つである。この「盤渓市民の森」は三菱山のふもとに展開するトレッキングコースなので、前半は三菱山へ向かって上るイメージである。であるからこの日は、ポイント8を目指して上り、そこからは下るというコースだったが、その中でも上り下りがあるのが私には幸いしている。

 山野草ではニリンソウが圧倒的に多かった。おそらくこの春でもっともニリンソウが密集しているところに出会ったのではないだろうか?

   

   ※ 「盤渓市民の森」ではいたるところでこうした光景に出逢いました。

 これまでの市民の森よりは長く約7.5キロ、48階分を上ったトレッキングだった。疲労も残ったが楽しいトレッキングだった。

 ※ 何の変哲もない森の道ですが、春先のこのシーズンの萌えるような緑は心が洗われます。

   

   

     

 こうなったら、札幌の市民の森巡りも残り2つである。ところが「豊滝市民の森」はwoodworkscreationさんのブログで山オヤジさんが出没しているとの情報を得、札幌市のHPでも注意を促されているので、ここはパスしようと思う。人に逢わないようにと「市民の森」巡りをしているのに、山オヤジさんに出逢ってしまったら、洒落にもならない話である。残り一つは「白川市民の森」であるが、こちらへ近々行ってこようと思う。

《トレッキング実施日 ’20/05/18》



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