本日の総歩行距離18.6キロ。久しぶりのロングウォークに疲労困憊で家に帰り着いた。それなのに目的は達成できなかった。原因は偏に私のリサーチ不足と準備不足にある。反省しながら本日の行動を振り返ってみたい。
氷瀑巡りの最後と決めている恵庭渓谷の「モイチャン滝」行は私の予定と天候が噛み合わず延び延びとなっている。本日もイマイチ安定しない天気予報のため、近場で以前から温めていた「宮丘公園」から「西野市民の森」を縦走しようと出かけることにした。両者ともに比較的住宅街から近いところにあるので、多くの市民が利用しているため固雪になっていると予想し、スパイク付き長靴で出かけた。
※ 「宮丘公園」のマップです。私は北端の見晴広場のところから公園に入り、島南端の使用年野球場のところに降り立ちました。
※ 「西野市民の森」のマップです。宮丘公園のところにある入口が見つけられませんでした。
予定としては「宮丘公園」の北端から入り、公園を縦断して公園のマップで少年野球場というところに降り、そこから「西野市民の森」の北端に取り付き、市民の森を縦断して「西野西公園」に降りる予定だった。
※ 「宮丘公園」の北端の入口標識です。
地下鉄で「宮の沢」駅まで行き、駅からそれほど遠くない「宮丘公園」の北端から公園に入った。公園内は予想通りにそれなりの人たちが行き来しているようで踏み跡が固く踏み固められていてツボ足で歩くのに不自由はしなかった。途中で数人の人とも行き交った。時間にして4~50分。予定通り公園の南東端に位置する少年野球場に降り立った。
※ 「宮丘公園」の下を北1条宮の沢通りの車道が走っています。
※ 「宮丘公園」内の遊歩道です。
ここから難渋を極めた。「西野市民の森」の入口が分からないのだ。公園内に掲示されている案内板に「西野市民の森」の文字は一切記されていない。私は近くので雪かきを人たちに聞いたのだが、確かなアドバイスは得られなかった。それでも親切な方がいて「ここを行くとあるいは」的な助言があったので、それを頼りに進んでみるも、入口らしきものは見当たらなかった。最後のいただいたアドバイスは、「雪山を上っていけば遊歩道に行き当たる」というアドバイスだった。天気も良くなり、時間にも余裕があったので、道なき道を山に向かって進んでみたが、膝まで埋まる雪には勝てなかった。スノーシューを持参していれば、と悔やむばかりだった。
※ なんとか「西野市民の森」の遊歩道を見つけようと頑張りましたが、ご覧のような深雪に苦しめられ、断念しました。
※ 断念して振り返ると、西区の住宅街が眼下に広がっていました。
ここで私はいったん諦めて街へ戻ろうとしたのだが、「はっ!」と思いついて、住宅街を横切り「西野市民の森」の中間点にある「西野浄水場」のところから市民の森に入ろうというアイデアが閃いた。浄水場からの入口は比較的簡単に見つけることができた。そこから分岐点目ざして登って行ったのだが、分岐点についてみると市民の森を歩いた跡がまったく見えないのだ。つまり「西野市民の森」を冬期間歩いている人はほとんどいないらしいということが分かった。これではツボ足で進むことはできない。私は「西野市民の森」を歩くことを断念した。
※ 「西野市民の森」の浄水場入口のところの案内板です。
それから我が家までの道のりの長かったこと…。雪道を歩き続けることおよそ2時間半、 疲労困憊で我が家に辿り着いたのだった。
さて、敗因である。まず、リサーチ不足の点である。「宮丘公園」から「西野市民の森」への連絡線があることになっているのだが、札幌市の発行する公園マップでも、市民の森マップでもそのことがはっきり示されていない。また、現地の案内板も両者の連絡線については示されていないのだ。唯一、「西野市民の森」のマップに「宮丘公園」の文字が見えるが詳しくは明示されていない。管轄は同じ「みどりの推進部みどりの管理課」なのだから、そのあたりなんとかならないのだろうか?今回私はそのあたりをもっと探って確かな情報を得てから出かけるべきであった。
準備不足に関しては、ツボ足で大丈夫と踏んだが、ここはやはりスノーシューを準備して臨むべきであった。「氷瀑巡り」でほとんどスノーシューを必要としなかったために油断をしていた。素直に反省したい。
今回は躓いたが、できれば今冬中にリベンジしたいと思うが、「西野市民の森」をほとんど人が歩いていなかったことが気がかりである。さて、どうしょう??