田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

初スノーシュー in 三菱山(盤渓市民の森)

2021-01-05 19:00:44 | スノーシュートレック & スノーハイク

 ちょっと足慣らしにと盤渓市民の森に向かい、その延長線上にある三菱山を目ざした。しかし、思惑とは違いかなりハードな冬山登山となってしまった。小さな山(482m)だったが “侮るなかれ!”と言われた思いだった。

 少雪傾向だった札幌もお正月前後の降雪によって、ようやく雪山のシーズンが到来したようだ。私にとってはスノーシューシーズンの到来である。そこでまずは足慣らしに、とホームゲレンデ(?)である「盤渓市民の森」へ向かった。「盤渓市民の森」は我が家から車で約20分、札幌の市民の森の中でも最も至近にある市民の森である。

 その「盤渓市民の森」の上部にあるのが「三菱山」である。(というより「盤渓市民の森」は三菱山の裾野に広がっているということだ)山名に「三菱」と付くので三菱グループに関係のある山かな?と思って調べてみたが、私が調べたかぎりでははっきりしなかった。

   

    ※ 盤渓市民の森の入り口です。

 いつものように「盤渓市民の森」と看板が立ち、車が3~4台駐車できる入口に駐車し、スノーシューイングを開始した。市内から近いとあって、かなりの人が利用しているのか、散策路は踏み固まり、スノーシューを必要としないくらいだった。

   

   ※ 市民の森の散策路は写真のように踏み固められていました。   

 いつもは市民の森の散策路を標識に従い、あちこちと巡り歩くのだが、今日は三菱山の山頂を目ざすために最短コースを選択し三菱山を目ざした。

   

  ※ 市民の森は写真のように要所要所に案内板が掲示されているため迷う心配がありません。

 天候は晴れ、その上無風と、絶好の雪山日和である。葉を落とした木々と白い雪に覆われた市民の森は森閑として小鳥のさえずりさえ聞こえない。スノーシューの爪が雪を噛む音だけ…。心地良い静寂を楽しみながら登り続けた。

   

   ※ 散策路の途中から目ざす三菱山の山頂を望むことが出来ました。

 やがて「盤渓市民の森」の最上部に到達した。そこからは市民の森の散策路ではなく、一部の愛好者のみが自らルートを見つけて三菱山の山頂を目指すのである。私は先の登った人のトレースを追った。少し登ると「盤渓スキー場」のリフトの降り場とぶつかる。つまり「盤渓スキー場」は盤渓山に造られたスキー場ではなく、三菱山の斜面に造成されたスキー場だということが分かる。

   

   ※ 盤渓スキー場のリフト降り場がルートの近くにありました。

 その降り場付近からはおそらく冬のシーズンのみのルートだと思われるのだが、三菱山の山頂を目ざす直登のルートが刻まれていた。まるで自分の頭上を目ざすような急登だった。短い距離ではあったが、とてもとても足慣らしなどという気軽なものではなかった。

   

   ※ 道なき道を往く山頂へのルートです。

   

※ 私が山頂から降りてきたとき、反対に山頂を目ざして一人の方が登ってきました。その方を写したのですが、斜度が急なことがお分かりいただけると思います。

 かなり苦労してなんとか山頂に立つことができたが、山頂からの眺めはなかなかだった。遠くに札幌市街地を眺め、一方には藻岩山も手の届きそうなところに位置していた。

   

   ※ 山頂近くに、今は使われていないスキーリフトの降り場の残骸が立っていました。

   

   ※ 写真の石の階段を上りきるとそこが山頂でした。

   

    ※ 山頂には簡素な山頂標識が掲示されていました。

   

   ※ 山頂から札幌市街が望めました。(右下の建物は先のリフト降り場の残骸です)

   

   ※ 前方の山は藻岩山です。

 問題は帰路だったが、急登ヵ所は転倒を恐れ、慎重に、慎重に下った。

 初スノーシューは思惑と違いかなり苦労してしまったが、帰宅した今は改めてスノーシューの良さを実感し、今冬もできればいろいろなところを探索してみたいと思っている。

    

   ※ 購入して10年にもなる私の愛機(TUBSS ベンチャーFS25)です。 



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