夏はクーラーの中で読書に限ります。 夏休み必ず感想文の宿題がありましたね。
今回 友人(石橋進さん・女性)から頂いたもの 他人が選ぶのは新鮮でいいですよ。
心に残った言葉をご紹介します。
葉室麟著 【春雷】
柚月裕子著 【慈雨】
篠田節子著 【冬の光】
【春雷】
時代小説 困難なことを成し遂げるには 鬼 悪人 と言われるような者にしかできない 嫌われ役の命がけの仕事。
その命の残りを覚悟して はじめて口にしたとき その相棒の事を友達って言いました。 あんまり時代劇で聴いたことない・・・せいぜい友っていうでしょ?
風 蕭々(しょうしょう)として 易水寒し 壮士ひとたび去って 復た還らず
この風が吹く易水を渡ったなら・・もう帰れないだろう
義によって暗殺を引き受け秦に向かう刺客の詩 を引用してあるのが 心に残りました。
【慈雨】
冤罪を黙認してしまった刑事が 定年後、被害者の供養と懺悔のために 四国お遍路をします。
妻と二人旅 もちろん冤罪の事を妻は知らない そのさりげない夫婦愛が良かったですね。
実際に四国お遍路してますので 状況が思い浮かべられます。2カ月かかる歩き遍路で 少しずつ事件解決に近づき結願で・・・真犯人にたどり着く
でもそれによって 今服役中の無実の人へ 全財産を渡す決意をしているのです。
満腔の思いと願い・・・ まんこう この熟語を初めて見ました。 辞書で調べたら 満身 身体中 という意味でした。
【冬の光】
こちらも四国お遍路なんですが 上のとは少し趣が違います。
再生させたものは 夢でも希望でもない 人を立ち上がらせるのは 前向きな気分や感情ばかりではない
危機感と試練 身体的な痛みや 怒り 時には激しい悲嘆の感情によって 奮い立つ このくだりが心に残りました。
私は 周りの人を慰めるときに よく言ってます。 怒りもエネルギーになるからね。。 拙い言葉ですが・・
三冊ともそれぞれに食事時間を忘れて読みました。
おまけにもう一冊
【慈雨】の中で 主人公が 繰り返し繰り返し同じ夢を見る その夢の件で出たのが 夏目漱石の 【夢十夜】
私は読んだことがなかったので 検索したら 青空文庫にありました。
これが ホントに こんな短い中にこんな長いドラマが描けるのかという物語です。
こんな夢を見た ではじまる 10のお話 青空文庫でプリント17枚です。 読みやすいです。
折り紙は 熊本の お菓子屋さんで頂きました。 南関町 和(和)さん アウトレットの100円なのに 袋にさりげなく入ってるんですよ。
次に行った時に 折り紙のお礼を言ったら お礼言われたのは初めてとお礼のお礼を言われて ディスプレイ用の 怪獣まで全部頂きました。
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