日中はとっても爽やかだったのですが、帰りは肌寒く感じました。上着が欲しくなりました。自転車のせいもあるでしょうが。
朝の広瀬川をほぼ毎日見ることができるようになったのですが、朝日を受けてキラキラ眩しく、”川が呼んでいる”、早く来いと呼んでるように感じます。やはりサラリーマンの方でしょうか、わざと堤防の下のほう、川沿いに歩いて出勤される方がいます。その気持ち、とってもよく分かります。暑くもなく、もちろん寒くもない今の時期の広瀬川沿いの風景はそれはそれは素晴らしいものがあります。空気がきれいなこともありますし、景色がよく、ウグイスやキジの鳴き声を聞きながら、朝の鋭気を養い会社に向かうということは全く理に叶っていると思います。会社ではいい仕事をしていることでしょう。
(写真は護岸工事でコンクリートの噴きつけをする機器です。)
気になるのは広瀬川の水量が見る見る減っていることです。澱橋の右岸側では普段は見られない岩盤が露出しています。この時期、もう天然アユの遡上は少なくなっているのではないかと思いますが、ますます二つの堰を超えてくることは無理でしょう。
(コンクリートミキサー車からこの機器を経由して長いホースを使って噴き付けをしています。)
そうそう昨日のテレビでやっていました。広瀬川でのアユの調査を。愛宕堰の下で投網を使ってのアユの調査ですが、堰堤下というのに投網で捕れないこともあるくらいのひどい状況のようです。水量は少ないし、堰堤の下にはアユは溜まります。普通なら一攫千金?ではないですが、魚道を上れないアユが一杯採れるはずです。それが採れてもほんの数匹という状況でした。
漁協の I さんがいうには、やはり3月11日の大津波が影響しているのだろうと。遡上しようとしていたアユには、津波によって汽水域の状況が急激に悪化したと感じられたのでしょうか。漁協としては再放流も考えているようですが、それでも今夏は厳しいアユ釣りになることは間違いないようです。
ところで東北地方はまだ汁ではない梅雨に入らないというのに、沖縄では梅雨明けということです。統計をとりはじめてから一番の早さとかいっていました。夕方のテレビの天気予報では、もしかして11日(土)に入梅宣言があるかもしれないと言っていました。
前置きが長くなってしまいました。去年のアユ釣りの総括その3です。
今日は広瀬川だけに限って月ごとの釣りの状況を見ていきます。
(A)・・1回当りの釣果(匹)
(B)・・1回当りの実釣時間(分)
(C)・・1匹釣るのに要した時間(分) です。
【 7月 】は、(釣行)回数が7回、釣果が60匹、実釣時間が1,595分ですから、
(A)・・・8.6 匹
(B)・・・228 分(約4時間)
(C)・・・27 分 となります。
【 8月 】は、7回、28匹、1,030分ですから、
(A)・・・4.0 匹
(B)・・・147 分(2時間30分)
(C)・・・37 分 となります。
【 9月 】は、3回、10匹、360分ですから、
(A)・・・3.3 匹
(B)・・・120 分(2時間)
(C)・・・36 分 となります。
【 合計 】は、17回、98匹、2,985分ですので、
(A)・・・5.8 匹
(B)・・・176 分(約3時間)
(C)・・・32 分 です。
ということで、今年もアユ釣りは広瀬川に始まり広瀬川に終わったということです。これは全く去年と同様です。馬齢を重ねるとともに、遠くに行くにはそれ相応の気力と体力がともに衰えてきたと感じます。現実は厳しい!!確実に歳をとっていく。
でも、広瀬川はそこそこ釣れるのです。家のすぐ近くで。家で用意をして歩いて川に入ることができる、なんと恵まれた環境なのでしょうか。
去年同様今年も解禁当初から大アユが竿をひったくりました。何しろ放流したアユの中には解禁日の小国川のアユクラスのものもいました。大きくなって当然です。放流から解禁まで日にちもありますし。気候も幸いしたのかもしれません。とてもアユの成長が早かったです。
しかし、よく釣れるのは7月であって、8月以降はがくんと数が減ります。これは腕の問題もあるでしょうし、広瀬川でももっと別の場所で竿を出せばこうも極端には減らないかと思いますが、広瀬川はアユの絶対量が少なく、補充が効かないということで、解禁日を頂点として徐々に少なくっていくのは毎度のことです。
そのなかでも、特筆すべきことは、地元でオトリアユを購入せず、アユルアーと釣り友等からのアユの拝借で済ませたということです。数を気にしなければルアーでも釣れます。ルアーで釣ってから友釣りをはじめればそれなりに楽しい夏のアユ釣りが可能です。川に入れれば、それだけでも嬉しいですから。