先週末、いとこの子どもが住んでいて、津波で家を流されてしまった鳥の海に行ってきました。荒浜は海岸線が津波にやられてしまい、防波堤等の壊れた施設はそのままで、新しく土嚢を積み上げて防波堤を築き、浚渫等に力を入れているようでした。 大量のテトラポット等が用意されていて、復旧・復興はまだまだの状態です。
この建物は、「わたり温泉 鳥の海」です。 現在は現場工事事務所として使われているようです。
写真の上の方の外周のように黒く見えるのが、土嚢を積み重ねた臨時の?防波堤です。
この防波堤の上を歩いて、太平洋を見ることができました。 右側は優しい波が打ち寄せる太平洋で、左側はまだほとんど手の付けられていない災害現場です。
以下は海の状況です。 浚渫船が活躍していました。
下の写真は、上の写真の右側の様子です。港湾施設の復旧工事中でしょうか。
中央の若い3人は何か海岸のゴミ拾いをしていたようです。
漁を終えた漁船が戻ってきました。 これだけの風景なら和やかな平和な風景なのですが、・・・。
壊れた防波堤のそばを歩いていて見つけたぬいぐるみです。砂を被り、かさかさに乾いています。 鳥の海温泉から流されたのか、誰かが子どもの追悼のため置いていったのか、・・・。
私が帰ろうと車に戻ったところ、地元の人でしょうか、軽自動車から降りて砂浜の方に歩いていきました。お祖父さんと男の孫です。 「ここでよく遊んだところ」とかいうお祖父さんの声がかすかに聞こえてきました。 この辺りには、公園があり、子どもの遊具が一杯あったようです。 でも、みんな津波でやられてしまいました。