鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

ひとのちから

2015-02-03 15:42:27 | お知らせ

 節分のきょうは割と過ごしやすい一日であったといえます。 午後になって少し風が出てきました。

            (午後2時過ぎ)

   

 でも、あさって木曜日あたりからまた日本列島全体が冷え込むようです。 雪も降るようです。

  

 先週末に降った雪が完全に解け去る前に降るのは感心しませんね。止めてもらいたい。雪が多く、寒かった去年の2月みたいな感じとなります。

         

 

   

 ところで2月1日に、第3回国連防災世界会議(何とも規模のデカイ会議ですね、「国連」と「世界」という文言が入っています。)直前イベント 「ひとのちから」~祈りを奏でる、祈りをおどる~ に出てきました。

               

 場所はメディアテークの1階オープンスクエアです。 私たちは17:30からのフィナーレのフィナーレ、≪合唱≫ベートーベン交響曲第九番第4楽章より「歓喜の歌」に93人の仲間と共に出て歌ってきました。

  

 前日の夜に練習がありました。いつも使っていて慣れ親しんでいる青年文化センター『交流ホール』です。その時になって初めて当日の”演出”について説明されました。 

 まず服装は正装ではなく、「普段着や仕事着など普段のご自分を表す服装でお願いします」とのことでした。なぜか、それは観客をびっくりさせるという演出の一つでした。

 つまり歌う直前まで誰がどこから出てきて歌うのか?全く分からないというじょうたいを作り出して、突然ピアノの音に合わせて歌い出すというものでした。

 我々の出番まで一般の観客に合唱団だと悟られないように、直前まで観客の後ろの方で見ていたり、空いている椅子に腰かけていたりして出番を待つというもの。

 肝心の合唱は、楽譜のM(543小節からの有名な歓喜の歌)から歌い初め、654小節のフーガを経て、R(730小節~)まで歌い、S(795小節~)を省いて合唱のラストとなる855小節からの最後の演奏に入ります。

 この流れなら独唱がなくてもスムーズに行くし、ピアノだけの伴奏で十分対応できるものです。 

 何回か練習したのですが、肝心の声があまりに情けない声となり、高い声が出ません。無理して出そうとすると声が裏返ってしまいそうになりました。拙い、拙い、焦るも今更どうしようもない(それでいいのか?)。

 そうそう実際に90人くらいがバラバラに立っていて、ピアノの演奏と共にステージに集まってくる時間を計ったり、各自が一斉ではなくてもいいので、思い思いに緩急をつけて歩き出しバラバラにステージに集合するという練習をしました。

 実は合唱の前に出演している「白い花」を踊るダンサーが最後に倒れ込むのですが、その倒れたダンサーをそっと優しく起しに行くのが、合唱団の若くてかわいい女性なのです。彼女が助け起こしてからピアノが演奏を始め、8小節かなピアノが奏でて合唱のMのスタートとなるわけです。

  

 そういう練習を繰り返して、いよいよ本番を迎えました。三々五々合唱のメンバーがメディアテークの1階に集まってきます。 みんな前日のような服装で、冬装備のままです。マフラーもOKです。 newoneはオーバーコートにマフラーという出で立ち。どこから見ても観客の格好です。

 ステージの前には座布団の席、その後ろに椅子の席があるのですが、ほぼ満席。でもステージに向かって左端の椅子が一つ空いていたので”敢えて”そこに座りました。 そして右隣の女性と「金津流石関獅子踊」がすごいですねえなんて話しをしたりしていました。

  

 フィナーレは、神戸新聞の朗読、「雪に包まれる被災地」という巨大な絵を描いた加川広重さんのメッセージ、金津流石関獅子踊、「白い花」の踊り、そしてわれわれの第九合唱と続きます。

 (加川さん)

              (巨大絵画の中心部分)

 

 実際に時間が刻々と迫ってくると緊張して、心臓の脈拍が多くなるのが分かります。これがみんなと一緒になっていればそこまで緊張することはないのでしょうが、一人離れていて”座っている観客のままから”歌い手になるわけですからやはり緊張します。

 きちんと音がとれるかどうか、それが一番の心配でした。

 結果は?やはり音程はきちんととれなかった、少しずれていた。座ったままの状態から歌いながら立ち上がるというのも勇気が必要でした。 そしてステージの中央からやや上手の方まで歌いながら歩いて行きます。

 大半の人たちは観客の後方から集団で歌いながらステージに集まってきます。 この演出には一般の観客の皆さんはかなりびっくりしたのではないでしょうか。いいパフォーマンスでした。

 ステージに集まってからは、お世話になった先生の指揮に合わせて最後まで歌いました。嬉しいことにきのうの練習よりも声は出ました。かすれることも裏返ることもなく高音部も歌い切りました(自分では)。

 そうそう855小節からは左右の団員と手をつないで、からだも動かして歌いました。こういうのもいいものですね。

 最後の最後は他の出演者たちも出てきて、拍手の中みんなでお礼のあいさつです。手を振ってのお別れです。出演者と観客との距離がとっても近いから、一体となって盛り上がったフィナーレとなりました。

 参加してよかったです。 出演謝礼?として大入り袋を受け取りました。中身は1000円分のスキップカードです。

          

 佐渡裕さんのメッセージも展示してありました。

                     

  


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