今朝方の空模様ではとても30度を超えるようになるとは思われなかったのですが、午後の車からの外気温は31度を示していたので、30度近くまでは気温が上がったものと思います。
(午前9時15分頃)
時間の経過とともに蒸し暑さも加わってきまして、如何にも夏らしい天気と言ってもいいのでしょうか。 気温はいいのですが、気がかりなのは水量です。 少ない!少なすぎます。あと10センチは欲しいところです。
(分流と本流の合流付近の様子です。)
あと10センチくらい増水して、しかも陽射しが強くなりしっかりと川底の石に苔が付着してくれたら最高なんですが。 目下の状況は川底の石はほとんど滑りません。岩盤底でさえも滑らないようでは、アユ釣り本番はまだまだこれからということでしょうか。
(また岩盤が顔を見せるようになってきました。)
一体いつ頃になったら、瀬、急瀬や平瀬にアユがついてくれるのか、それが一番気になるところです。夏のアユ釣りは、その醍醐味は何と言っても急瀬等での大アユ釣りです。数は少なくても強烈な鮎との綱引きが行われれば、かなり満足します。
解禁して今日で4日目ですので、そろそろ瀬にもアユがついてくる頃でしょうか。そうあって欲しいものです。そうなってくるとコロガシの人に持って行かれるということも多くなりますが、それはそれで仕方のないことです。
きょうは午前9時15分頃に川へ行ってみました。澱橋から牛越橋付近まで歩きました。この両橋の間はちょうど1キロあります。川沿いを歩いたのは9時30分頃ですが、そのころでこの澱橋と牛越橋の間で竿を出していたのは、たったの3人でした。
①
(私が解禁日に最初に入ったところを泳がせています。水が少なくなっているでしょう。)
コロガシが二人と友釣りが一人でした。 解禁してまだ1週間にもなっていません。それなのにこの釣り人の少なさ。何度も書いていますが、淋しい限りです。 むかしあれだけいた釣り人はどこに行っているのでしょうか。
②
かなりの人々は高齢で釣りの世界から引退しているとは十分考えられますが、釣りは一生ものです。歩けるうちは夏にはアユ釣りを楽しみましょう。 でも若い人たちの参加というか参入がないというのはある意味由々しきことです。伝統が途絶えてしまいかねないからです。
その意味では簡単にアユ釣りの世界に入って行ける、仙台伝統のアユ釣り「ガラガケ」も後世に引き継いでいきたい、引き継いでいくべき伝統のある仙台地方のアユ釣り「ガラガケ」も大切にしていかなければいけないとも考えます。
②の釣り人です。
たとえばきょう午前のガラガケの釣り人ですが、この釣り人の姿を見てください。竿を除けば仙台の伝統の釣り方です。竿は最早2間半の竹竿は無理でしょう。グラスファイバーからカーボンになるのは止むをえないことです。
今どきのガラガケの人のタックルは、竿のほかにタモ網と引き舟を体に付けています。でもこの写真の人はタモ網も引き船も身に着けていません。 左腰に下げているものこそ「仙台方式」そのものの”タモ缶”です。
つまりタモ網と引き船の両方を兼ねているわけです。まだこういうタモ缶を使っている人がいてくれてよかったです。貴重です。よくできているアユのタモであり、アユの入れ物であります。
私が子どものころはこのタモ缶は高くて買えませんでしたので、手作りしました。輪っかは鉄製で、オトリ缶は、いまでも普通にに売られている長いネットの付いている缶の口を自家製の鉄の輪に装着して作成します。 腰に差す柄の部分は細い丸太を切って加工しました。それで十分役に立ちました。昔々のお話しです。
ということできょうはアユ釣りはお休みにしました。数少ない鮎資源を大切にしなければいけないこと(半分冗談ですが)、体力がないので休息も兼ねて川へは入りませんでした。 そのかわり仕掛けつくりをすこしやりました。
10日に近付いたシマノの東北大会用に新しい細い仕掛け、大会用の仕掛けも必要です。繊細な釣りを要求されますので。
雲の形が綺麗でした。
分流の様子です。
分流ではもはや小魚とは言いにくいような大きさに育った魚が群れています。 水が少ないのに、少ないところにも群れてバシャバシャしていました。
しつこいですね。雲が好きなもので。