鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

広瀬川にアユはいるのか?

2016-07-15 20:50:43 | 広瀬川

 きょうも変な天気でした。 7月も中旬というのに、暑さはどこへやらとっても涼しくて過ごしやすいのです。 ここ3日くらいはそんな感じでしょうか。もちろん少し蒸し暑さは感じますが、動けば。

            (午前9時20分頃)

  

 何とか雨に遭うこともなく、無事に定期立哨を終えて、帰宅して一息入れてから川へ。あれっと思うくらい減水していました。何度も言うように、個人的には増水よりも減水の方が好きです。川をいろいろ歩けるから。

              

 

 広瀬川の分流を見てから、上流の方へ行ってみました。そしたら牛越橋下流の瀬の開きに釣り人が一人。よく見ると前にも見たことのある、またこのブログでも紹介したコロガシの釣り人でした。

            

 このまま雨が降らなければ、自分も川に入ってみようかなと思いましたが、散歩の終わりころになり雨が降ってきましたので諦めました。少なくとも午前中の入川は止めました。

 午後になって雨も降らず、陽射しが少し出てきて明るくなってきましたら、無性に川に行きたくなりました。広瀬川は見た感じはとってもいいのです。解禁から2週間が経ち、そろそろアユたちも瀬に付くようになってきたのではないか?と思ったわけです。

 事実コロガシの友達の話しでは、急瀬等でもアユが掛かるようになってきたというのです。急瀬にもアユがいるということはそろそろ瀬でもアユが掛かるようになってきているのかなと思ったわけです。 やはり鮎釣りは瀬です。瀬で掛けた鮎と取り込みまで格闘したい!それが鮎釣りの醍醐味です。

 という訳で午後2時頃、今夏初めて養殖のオトリ鮎を購入しに行きました。1匹@600円ですので、2匹で1200円。いつもの近くのオトリ店へ行きました。でも大きなコンクリート製の生簀の中を覗き込んで見たところ、販売のオトリ鮎は10匹もいなかった、6匹前後かなと思いました。

 あしたから3連休を迎えるので、中新田?まで購入というか仕入れに行くのか、聞いていないので何とも言えません。他人事ではありますが、気になるところではあります。変な噂があるようなことも教えてもらいましたし、・・・・。

 まあそれはそうとして、2匹のオトリ鮎を購入して、喜び勇んでいざ川へ出陣です。場所は前回の10分に満たないアユ釣りのリベンジを兼ねて、同じく中洲の本流から釣り下ることにしました。最終目標はやはり岩盤のトロですが。

 まず最初は、下の3枚の写真のような絶対に鮎がいるはずと思ってしまう一本瀬です。2時45分からスタートです。

             

        

 

 しかし、まったく当たりはなし。掛かりそうな気もしませんでした。そのまま釣り下ります。今度はこういうところです。同じく3枚の写真参照。

                

         

 

 でも掛からず。アユがいないようではないのです。石を見るとハミ跡がありますから。またしても下がります。

 今度は川底一面がほぼ岩盤底というところです。数年前はここでもいい思いをしているのです。 何かこうやって見ると、常に過去の栄光というか、過去の亡霊?を見ながらあの時は釣れたのになあ、という昔のいい思いに拘泥した、囚われた気持ちで竿を出しているのだなあと思いました。

      

 これは男特有の感情なのでしょうね。女は過去のことに男ほど拘らないと言いますから。男の人生は一直線、女の人生はジグザグ、という言い方がありますが、そのとおりですね。ここでも掛からず。

 いよいよ本命に近付きます。岩盤の溝にたどり着く前にこういうまたしても素晴らしい急瀬があるのです。 2枚の写真。この付近には結構大きなハミ跡もあるのですが、如何せん鮎は掛かってくれません。

                      

 

 そしてとうとう本命ポイント、きょうのリベンジの岩盤底のトロ場にやってきました。

              

 でも現実は私の考えるよりもはるかに厳しいのです。掛かりません。追ってくれません。アユがいるのか?と思いたくなります。 でもここで掛からなかったら、きょうも掛からず、オデコになってしまうので、少し粘ることにしました。根掛かりに注意して。

 そしたら、神は見捨てなかったようです。一度だけチャンスをくれました。上の写真の左端、下の写真の瀬の上の鏡付近、そこにオトリを持って行ったら、見えたのです!何が?アユが掛かるのが見えました。

 アユが白い腹を見せて向こう側へ逃げていくのが見えたのです。一気に竿が絞られたというのではなく、かなりオバセていたので、手もとには時間差で手応えが伝わってきました。対岸へ逃げてから、写真の瀬の方に入って逃げようとしました。

 

 そのため竿を大きく対岸から下流に寝かせ、さらに左岸側へ倒して流れの緩いところへ導いて抜きの体制へ入りました。 なぜか余裕をもって引き抜けました。それが下の大アユです。 木の葉アユの引き抜きは、こうやってみるととっても難しいです。 3時45分頃です。

 

 オトリ鮎も小国川と比べたら問題外と言っていいくらい大きいオトリ鮎ですが、それ以上にはるかに大きい鮎が掛かりました。いやあこれが鮎釣りです!!!!!

 もうすっかり鮎釣りを忘れてしまっていたので、あの強い引きを楽しむことがなかったので、殊の外嬉しいですね。 こうなればくどいくらいアップします。 23センチくらいありました。今夏一番の大アユです。

 

           

 オトリをこの大きい鮎に取り換えて同じところを泳がせるのですが、掛かりません。やはりオトリ鮎が大きすぎると掛かりにくくなるようです。 このまま続けて、またしても根掛かりというのでは目も当てられませんので4時5分頃納竿しました。

 

 物語はこれで終わりません。 私の釣りを左岸の河原から二人の男の子が見ていました。帰ろうとする私を追ってきて、声をかけてきました。何を釣っているんですか?と。 

 釣れなければつっけんどんな返事で終わりとなるのでしょうが、きょうは久し振りに大きなアユが掛かったわけで、将来鮎釣りをするかもしれない子どもたちに優しくしておくのは必要であろうと思った次第です。

 タモに3匹のアユをあけて見せました。触ってもいいか?と聞くので、手を冷たくしてから触って、強く握らないで優しく触ってとOKしました。ひとりが「やけどをしないように」といったので、感心しました。

              

 この二人です。アユに、魚に、釣りに興味を持ってくれればいいですね。


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