きのうは毎度まいどのことですが、序章だけで失礼いたしました。 きょうは本番です。
それにしても暑いですね。 きのうの秋田県南役内川も暑かったです。 オトリを買う前にいろいろいい場所を聞いたのですが、結局はどこでもいいような、どこに入っても厳しいようなどっちつかずの感じを受けました。
とりあえずは近くの新川井橋に行ってみました。 こういうところです。
下流側です。①
② 上流側です。
さらに上流側です。③
newoneは③の堰堤下の瀬に入りました。 9時頃スタート。 堰堤が近いし、鮎が溜っているのではないかと自分に都合のいいように考えました。 でも甘かったですね。 掛かるような気がしない。
下流を見ると釣り友が二人集まっている。これは釣れないから集まっているのだなとすぐピンときました。それで下って行きました。 直ぐ即移動ということになりました。 それからはいろんなところを見て回りました、走りました。
役内川は雄物川の支流ですので、この前の白石川と松川の関係で、合流点にも行こうとしました。近くには行けたものの合流点までは行けませんでした。 走り回ること約1時間30分!走り回り過ぎた! と書けば次にどうなったか?お分かりでしょうか?
結局は入りやすいところでもあり、長い瀬が続くところ、消防諸の向かいに入りました。時に午前11時30分頃でしょうか。 早めの昼食にしようと二人でテーブルといすを出し、釣り友がオトリ缶をもって川へ・・・・。
そこから聞こえてきた言葉、『鮎が死んでいる!全滅している!』 駆け付けたところもうこのように、購入したオトリ鮎はお陀仏していました。
このショック!!ご理解いただけますか??散々いい場所を見つけようと走り回った挙句の肝心要のオトリ鮎のお陀仏です!!!!こんなことがあっていいのでしょうか?! でも1匹だけがまだ息をしていましたので、釣り友が急遽川へ持って行き、介護しました。
(このニンゲンのアユに対する愛情、労わり)
AEDもなく、心臓マッサージではありませんが、危篤状態に陥った鮎を心を込めて介護し、元気を取りもどすことを願った結果、何とか生き返りつつあるようでしたのでオトリ缶に入れさせていただきました。
ショック状態のまま昼食とします。これからどうするか?もうやめて帰ろうかとさえnewoneは思ったのですが、釣りとも二人からはそんな弱音は聞かれず、近くにオトリ屋さんがあったから買って来よう、それで午後も竿を出してみようということになりました。
その際ひとりオトリ鮎は1匹とし、もう後には引けない状態で竿を出すことにしたわけです。ただオトリを購入に行くのは若い(newoneより)二人で、newoneはすこしげんきになったオトリを使って川に入っているということになりました。これも暑い中での”敬老精神”でしょうか?
ひとりになって竿を出したのは12時頃かな。こういう長い瀬、左岸の瀬を狙ってみることにしました。 ここから釣り下りました。
オトリには背バリを付けました。 案の定掛かりません。 掛かりそうな気配すら感じませんでした。 それでもダメもとで竿を出し続けていました。 そのうち車が戻ってきました。 一人がオトリを持ってきてくれるようです。
その時です。 下の場所です。
オトリを動かそうとしたところ、一気に目印が下流に走るではありませんか!!!変な動きが近くにいた野鮎を誘ったようです。 こういうこともあるのですね。 通常の状態なら絶対に掛からなかったでしょう。 時に12時20分頃です。
こっちもようやく掛かった鮎です。今日初めての引きです。逃がしたくありません。 必死に耐えて、少し下って流れの弱いところで抜きました。 驚きです、何とでかい鮎か??!!口掛かりだから助かりました。 これが背掛かりだったらとても抜けません。 まあ見てください!
この養殖アユと野鮎のおおきさの比較、比較になりません。 何とでかい、巨鮎そのものです。しかも幅広です。 あとで回ってきた監視員がいうには、放流は5月10日のもので、この付近には100キロ放流したとのこと。 役内川では一番多い放流数とのことでした。
(このデブッチョ鮎)
なんでこんな立派過ぎる鮎が、こんな貧弱なオトリ鮎に掛かっていくのか?!お前には矜持というものがないのか? どんな鮎も鮎は鮎、差別はしないということでしょうか。見える手は釣り友の手です。
新しいオトリをもらって、それをオトリにして同じところを泳がせたら、すぐまた掛かりました。12時25分です。
(2匹目)
その後当たりは止まりました。 上流へ行ったりしましたが、掛からずまた下ってきて最初と同じところの瀬を釣り下ります。 さっきの瀬のすぐ下の左岸へチです。 そしたらここでもまた掛かりだしたのです。 12時30分頃には掛からなかったのに・・・・・。
3匹目 13時45分
4匹目 13時50分
5匹目 13時55分
ということで、多分もうきょうは釣果ゼロだろうと覚悟したのですが、思いもかけないところから急展開!まさに地獄から極楽へ登り詰めました。 こういうこともあります。 やはり鮎釣り大会同様諦めてはいけません。
(きょうの釣果)
またnewoneが間違って鮎を掛けたことにより、二人の釣り人も俄然やる気を出したようです。いい影響を与えました。 鮎は居る、そして掛かる、そう思えればよし!自分も掛けてやる!と思うじゃないですか。
newoneは2時20分頃には納竿しましたが、3時ころまでやってほかの釣り友も5匹と2匹の釣果でした。 釣果ゼロということにはならずに本当によかったです。
3人が川から上がったころ監視員が回ってきたということです。監視員とともに計測したところあの大きな鮎は25.5センチということになりました。 今夏役内川での最大の大きさということです。記録更新です。いままでは24センチでした。釣り友も25センチでした。
この役内川、小さい川ですが、いまならやはり夕方が狙い目でしょうか。 あと10センチも増水していれば日中でもいい型の鮎がそれなりの数釣れるのではないかと思います。 こんな小さい川に、こんなに大きい鮎が居る!驚異です。
役内川がもっと近くにあればいいのになあ~と思った次第です。みなさんもお出かけになってみてはいかがでしょうか?