釣り人社から「鮎マスターズ19」が発行されました。ご存知のとおり、ダイワ主催の全国大会の「ダイワ鮎マスターズ2005」大会の特集号です。秋田県の桧木内川で開催された全国大会がメインです。「16人のアユ・ファイターが死力を尽くした全国決勝大会」と銘打って優勝した吉田健二氏の釣り方を細かく紹介していますので、「スピード釣法」の理論と実際をこのブログ愛読者にそっとお知らせします。
ダイワ鮎マスターズは伊藤正弘氏の3連覇が注目されましたが、3連覇はならず、惜しくも決勝戦で吉田健二氏に敗れました。その吉田氏を象徴するのが、「スピード釣法」です。この釣り方は、鮎を空中輸送してポイントを直撃するもので、勝負が速いのが特徴です。
でもこれは、東北の名人鈴子陽一氏がすでに大分前に実施していたし、やり方もオープンにし、名称を公募して「鈴子ワープ」なんていっていたことの発展系というか、再利用というかそんな気がしないでもありません。
また、このやり方は、5、6年前に益田川(飛騨川)での報知オーナーカップの全国大会でもやっている人を見ています。
再度脚光を浴びた、押入れから再度取り出されたと言えなくもないです。
まあ、それはさておき、釣り方を箇条書きで紹介します。
・オトリを泳がせるということは、ポイントを狙い撃ちするということ。
・オトリの元気度よりも、いかにポイントへオトリを入れるかが大事。
・釣ったばかりの元気なオトリをいきなり投げ込む。石の大きい場所では特に有効。
・オトリの入りにくい、難しい流れの必釣ポイントを絞り込み、空中輸送で直撃する。
・投げ方は①ソフトスロー ②アンダースロー ③オーバースローの3種類。
・比較的近い場所はソフトスロー、遠いところはアンダースローやオーバースローといえる。
・ソフトスロー:左手に持ったオトリを体のほぼ正面に構え、弓を張る要領で竿を前方に突き出して曲げる。ポイントを良く狙って、オトリを空中に放し、竿の弾力で飛ばす。
・アンダースロー:オトリを持った左手を後ろに大きく引き、同時に竿を持つ右手を前方斜め上に突き出して竿先を曲げる。オトリを空中に放し、半円を描く軌道で宙を飛ばしてポイントへ。
・オーバースロー:竿を両手で構え、オトリを空中に浮かせた状態で上流側後方に振りかぶる。オトリを下流側に飛ばして、スピードに弾みをつける。S字を描くようにサイド上流側に返してさらに弾みをつけ、ポイントへ飛ばす。
・オトリを弱らせないように、素早く投げる。
・糸は張って途中で緩めない。
・尻尾から水面に軟着陸させる。
・水中に入った瞬間にまず集中する。(すぐかかることがあるから)
・基本仕掛けは、ごく楽背バリ。(空中輸送のときハナカンと背バリの2つの支点ででオトリを支えられる)
・ハリは尻尾から2センチ以上出す。
・ハリはできるだけ小さいのを使う。
参考になりましたか?今年は至る所で空中輸送している釣り人が見られることでしょう!
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