いちゃりばちょーでー

多摩湖・狭山湖周辺の自転車サイクリングの日記。関東近辺の山歩き、奥秩父某山小屋でのお手伝いなど。

名栗の林道3

2005-06-01 22:19:37 | 漕ぐ
前回の続きです。

昼食をたっぷり摂取したためか、漕ぐ足にも力が入る。
坂を上っては下り、平地を走ってまた上るといった感じでメリハリがあり飽きさせない。
自分がこれから走るであろう林道が遥か遠くまで見える景色の中、スピードを上げて走るということがMTBの一つの醍醐味であることを実感した。
口の中で「うぉぉぉ~っ!」と声を上げながら下って行く。
途中疲れると小休止をして、また走る。


休憩でのひとコマ


休みながら一時間ほど走ると登山道と交差する地点がある。
ここには涌き水があり、冷たい水で顔を洗うとまさに「生きかえった」思いだ。

登山者と挨拶を交わしお互い「気をつけて」と言って別れる。
山を歩く人がいるエリアではゆっくり走り、挨拶するぐらいが丁度いいようである。


登山道との交差点あたり


Mさんによるともう少しで上りの箇所も終わり、あとは一気に下るとのこと。いよいよクライマックスである。


遠くに名栗の街を望む


少し平坦な道が続いた後、一気に下りになった。
スピードを上げて突っ走りたいところだが、こちらは初心者、しかも新車。少し痛くなってきた腰と自転車をいたわりながらもボコボコと下って行く。

どれくらいの時間下っただろうか。でもあっという間であった。
緊張感を持続させながら下る気持ち良さが病み付きになりそうである。
ダートが終わり舗装路に戻った時、最後尾を走っていたTさんがいないことに気付いた。

「Tさんも新車だからゆっくり走っているのでは?」

と笑いながら話して待っていたが十分ぐらい待ってもまだ来ないと少し不安になる。携帯は圏外である。

「ちょっと見て来ます」

私が思わず言ってしまった。見に行くということはまた上らなければならないということである。
でも言ってしまったので来た道を引き返した。
5分ぐらい戻っただろうか。Tさんは道の脇で自転車乗りなら一目で分かる行為をしていた。
そう、パンク修理である。
正直林道を登りながら谷底を見つめ「まさかあの下に落ちてないよな」と少し考えていたのでホッとした。

数分たって修理も終わり、再び集合場所へと戻って来た。
今回MTBでの林道ツーリングは初めての体験であったが、非常に面白く且つスリリングで新たな楽しみを知ってしまったという喜びと、「これはハマってしまうぞ」という自分に対してのちょっとした恐ろしさを感じた。

今回同行していただいた皆さん、ありがとうございました。そしてまた行きましょう。

おわり


        ついでに↓↓↓ココも行ってみて下さい


コメント (4)
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