いちゃりばちょーでー

多摩湖・狭山湖周辺の自転車サイクリングの日記。関東近辺の山歩き、奥秩父某山小屋でのお手伝いなど。

百年前の悲劇

2005-06-15 23:09:31 | 漕ぐ
梅雨の中休みの朝、大慌てで狭山湖方面にMTBを走らせた。
天気の良い日に必ず走らないと次にいつ走れるか分からないからだ。
いつものように多摩湖自転車道を経由し六道山を目指し漕いでいた。

この日はちょっと見てみたいものがあった。先日スネをぶつけたところにある六地蔵である。




いつも通りすぎたり目的地にしたりと良く行っていたのだが、六地蔵の由来を知らなかった。
六地蔵本体(?)のそばに説明の立て札があった。




内容を読むと「明治38年8月から11月にかけて赤痢が大流行し、付近の村で51人が死亡したのを供養するために建立された」とある。

今の日本で赤痢という病気はあまり聞きなれないが、明治38年というと今から丁度百年前にそのような悲劇がこのあたりで起こったのである。
急に厳かな気持ちになり早朝の誰もいない曇天の下、少し気恥ずかしかったが一人しずかに手を合わせた。

今度はこのあたりの歴史探訪をしてみるのもいいかな、と雲の切れ間から少しだけ日が射してきた方角に戻りながら考えていた。


        ついでに↓↓↓ココも行ってみて下さい


コメント
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