さて前回の続き。
松本駅から鬼の形相で標高差約1000米を上りきり、ビーナスラインを南に向けて漕ぎ始めた。今まで車やオートバイで走ったことはあったが自転車では初めて。ビーナスラインの印象は「景色の良い山岳ルート」というものだったが実際自転車はもちろん山の中の道なので上りもある。ましてや疲れきった両足と重い荷物、あたりを眺める余裕もないほどだ。しかし下りになるとやはりサイクリストあこがれの快適な道路で、上って来た甲斐があるなぁと実感した。
ただこれだけ快適な道にもかかわらず、自転車で走っている人はほとんどいなく、すれ違った何台かは全て荷物無しのロードだった。寂しいような、でもちょっとだけ誇らしいような気分だ。
いくつかの峠を越えつつしだいに南下、標高が高いだけあって雲の動きがとても速い。途中には湿原などの観光地もあったが気にせず走る。ソロツーリングだと極端に休憩時間をとらなくなってしまう。でも自分のペースだからそれでもいい。
しばらく走ると遥か遠くにに街が、そして諏訪湖が見えてきた。本日の目的地も近い。
ようやくキャンプ地に辿りついたが、山の中なのでまともな食料を手に入れることができなかった。まぁ酒が買えたから良かったが…。
到着すると最後の力を振り絞り、しかしその割にはすばやくテントを張り食事の準備そする。ビールを早く飲みたいだけですね…。
気合を入れて飲み始めたくせに前日の寝不足と疲れの為睡魔が襲い、午後9時前には就寝した。夜中に少し雨がテントを叩いていた。
つづく
松本駅から鬼の形相で標高差約1000米を上りきり、ビーナスラインを南に向けて漕ぎ始めた。今まで車やオートバイで走ったことはあったが自転車では初めて。ビーナスラインの印象は「景色の良い山岳ルート」というものだったが実際自転車はもちろん山の中の道なので上りもある。ましてや疲れきった両足と重い荷物、あたりを眺める余裕もないほどだ。しかし下りになるとやはりサイクリストあこがれの快適な道路で、上って来た甲斐があるなぁと実感した。
ただこれだけ快適な道にもかかわらず、自転車で走っている人はほとんどいなく、すれ違った何台かは全て荷物無しのロードだった。寂しいような、でもちょっとだけ誇らしいような気分だ。
いくつかの峠を越えつつしだいに南下、標高が高いだけあって雲の動きがとても速い。途中には湿原などの観光地もあったが気にせず走る。ソロツーリングだと極端に休憩時間をとらなくなってしまう。でも自分のペースだからそれでもいい。
しばらく走ると遥か遠くにに街が、そして諏訪湖が見えてきた。本日の目的地も近い。
ようやくキャンプ地に辿りついたが、山の中なのでまともな食料を手に入れることができなかった。まぁ酒が買えたから良かったが…。
到着すると最後の力を振り絞り、しかしその割にはすばやくテントを張り食事の準備そする。ビールを早く飲みたいだけですね…。
気合を入れて飲み始めたくせに前日の寝不足と疲れの為睡魔が襲い、午後9時前には就寝した。夜中に少し雨がテントを叩いていた。
つづく