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現在ではあまり話題にならなくなってしまった「二百十日」
台風が来襲しやすい厄日とされている。
昔は農家でも、八月末ごろから稲の開花期に入るため、
二百十日以降の天候の変化を特に重要視していた。
ちなみに現代の気象データによると台風の当たり日は、
二百十日の9月1日前後より少し遅れた、9月26日ごろに集中しているという。
会津地方では8月31日(年によっては9月1日)の夜7時から
神社で二百十日のおこもりが行なわれる。
収穫を前に風雨の被害のないよう、御神酒、塩、野菜などを神に供え、
神官と共に祈りを捧げる慣わしだ。
各自が持参した供物を供えられ、神官によって清められ
祭礼の後、神前に人々は車座になり、供物をさげて飲食する。
供物を神と共にいただくこの直会(なおらい)の風習は
昔から山あいの集落の人々にとって、数少ない楽しみのひとつでもあったようだ。
かつては夜を徹して行なわれ、明け方頃に家路についたと言うおこもり。
今は明け方までは居ないようだ。
夜の11時、もう 誰も居ないだろうと思い
写真を撮ろうと神社まで出向いたが、宮総代の面々は“なおらい”の最中であった。
『なんだポチコ、何してんだ?』 と言われるであろう事を予測して
写真は宮祭礼の時のを使った。
ちなみに、今日は防災の日
関東大震災が起こり未曾有の大惨事となり多くの被害者が出た事は
当時生まれていなかった私たちでさえも知っている。
近年 あちこちに地震や洪水・干ばつなど、自然災害が相次いでいて
年々防災グッズの売り上げも上がっているとか…。
今日の我が家の新聞に入っているチラシには
とあるスーパーの売り出しで、防災用品が出ていて
防災袋や乾電池・ライトや水…乾パンまで販売されていた。
相次ぐ自然災害に、それだけ防災意識が浸透してきたのだと思う。
今日も各地で防災訓練が行われる事だろう…。
災害は対岸の火事とはせず
いつでも自分自身に起こり得る事なのだと自覚していきたい。