
昨日 9月11日は上弦の月
一昨日からの雨が続いていて月を望む事は出来ないかと思ったが
思いがけずに見る事が出来た。
お月見は遠く江戸時代頃から庶民に伝わったと言われ
秋の農作物の収穫・豊作に感謝する意味もあり
ススキなど秋の草花と共に団子や里芋などの秋の収穫物を供える。
ススキは月の男神ツクヨミの持つ剣を象徴し
白玉団子は、月そのものまたは真珠を象徴しているという。
今年の中秋の名月は、この18日にあたり
昨日の上弦の月から始まって、18日の中秋の名月
(ところで中秋の名月は必ず仏滅になるらしい…)
そして25日の下弦の月となって行く。
上弦の月とは、夕方おそく西の空に沈むときに、
弦(つる)を上にした弓のようであるという意味のようだ。
ちょっと 吉田拓郎さんの『旅の宿』を思い出してしまった。
湯上りに浴衣を着込んで愛しい誰かとさしつさされつ…なんて
いかにもお月見に相応しいような曲だ。
それにしても、月と言ってもいろいろな月がある
思いついたのだけでも、十三夜月(じゅうさんやづき)
満月(まんげつ) 十六夜(いざよい) 立待月(たちまちづき)
居待月(いまちづき) 寝待月(ねまちづき) 更待月(ふけまちづき)
そこに上弦と下弦の月だ。
まだまだ いろいろな呼び名はあるのだろうが、ちょっと度忘れ。
こうしてみると、日本語の呼び名はなんとキレイで趣のあることか…。
日本人ならではの呼び名だと思う。
思いがけずお月見が出来た昨日、選挙速報で見たいテレビもなく
次の十五夜にもお月様が見えれば良いなぁ…。
因みに、片月見は良くないとされ
十五夜を見たら十三夜も見なければいけないらしい。
お月見は日本独特のもののようで、秋の夜長 美しい月を眺めたいものだ。