一家の円満を願う行事で武家社会の風習だったものが一般化したもののようだ。
刃物で切るのは切腹を連想させるため手や木鎚で割ったり、砕いたりする。
また、「切る」という言葉をさけて、「開く」という縁起の良い言葉を使っている。
地方によって日が違い、京都では4日に、ほかに20日に行う地方もある。
今日は何の日~毎日が記念日~参照
鏡開きをしなくなってしまった我が家。
だいたいからして、年末に餅は搗くのだが鏡餅は作らなくなってしまった。
餅つき機で蒸して搗いて、出来上がったら食べる分だけを残して
切り餅にして冷凍保存だし…。
昔は餅つきと言えば一家総出で臼と杵で、もち米は蒸し器でしかも羽釜を使ったもの。
夫とじいちゃんと、餅を返すのはばぁちゃんと…
餅を搗くのは練りが一番大切だと、蒸したてのもち米を一所懸命に練る。
大きな板の上には、片栗粉を広げて準備万端用意は整ったり!って
そんな具合で、大きな鏡餅や小さな神棚用をたくさん丸める。
そうして臼と杵で搗いた出来立ての餅を味わう。
そんな餅つき風景も一個人の家では見られなくなってしまったようだ。
我が家にしても臼や杵は小屋の奥深くに埃を被っている。
そういう昔ながらとは違って、今は本当に便利になったものだ。
真空パックの鏡餅をかたどった餅が販売されている。
中には大きな鏡餅の中に、小さく切った切り餅になって入ってるものもある。
かくいう我が家も神棚にあげる餅などのお供え餅は、その類の餅になって久しい。
年々スーパーやホームセンターではそういう餅が売られて
また買い求める人も多くなったのだろうな…年末になると山積み状態。
埃を被る事もないし、カビが生える事もない…ホント便利になったものだが
何だか味気ないような気がしないでもないなぁ~~
便利さと引き換えに、こういう行事は廃れていくのだろうか…。
今日の一枚 花梅<<冬至>>
いつも行くホームセンターの園芸コーナーの見きり品。