先日の事、東風吹く風はあるものの、桜の蕾も思わずほころびそうな日。
いつもコメントをいただいているマオママさんが会津へ来られた。
我が会津の県立博物館で開催されている『小さなもの集まれ!』展。
以前のブログで、関西から飛んで見に行きたいくらいです・・・・と言われていた。
が、本当に関西から飛んで来ちゃったマオママさん(笑)
博物館には修学旅行の学生が多数見学に来ていた。
もしお時間があれば…とお誘いを受けて私も行ってみる事にした。
もともと孫太郎の幼稚園お迎えの日だったのだが
生憎と風邪を引いてしまったようで、熱と鼻水と…鬼のかく乱で
娘が仕事をお休みをして病院へ連れて行くので
お迎えがお役御免となってしまった。
待ち合わせは県立博物館入口で、駅前から来るマオママさんの時間に合うようにと
早めに家を出て、博物館の駐車場へと車を停めて
ようやく蕾が赤く膨らみかけた小彼岸桜が
青い空にマッチしていた。
そんな小彼岸桜にカメラを向けていたところにマオママさんからの連絡があり
急いで博物館入口へと…マオママさん どこかな?
そう思いながら一人の女性とすれ違い…マオママさん?
若い~~~!! 正直私よりも年上の方かと思っていた。
ごめんね~マオママさん!
でも40代っても通じる、しかもスリムで
う~~ん、農家のお母ちゃんの我が体型とは段ちだった。^^;
さっそく博物館へと。
博物館内
博物館の『小さなもの集まれ!』展では、古のお雛様のミニチュア版が並んでいて
よくぞ、あんなに小さく作れたものだと、甚く感激してしまった。
他にも古民家のミニチュアもあり、各地方の茅葺屋根の古民家が
所狭しと並んで、見に行きたいと思っていたけど
こうしてマオママさんのお誘いがなかったら
行かずじまいになっていたかもしれない。
水車小屋と民家
沖縄の民家…三匹の子豚、ウーのおうちを想像しちゃった^m^
博物館内を堪能して、そこから車で10分ほどの、飯盛山白虎隊士永眠の地へと
行く時は階段を登らずに、脇道から白虎隊が猪苗代湖から撤退して来たとされる洞窟を見て
高さ16.5メートル、六角三層のお堂…正式名称は「円通三匝堂」
通称さざえ堂をまわり白虎隊戦士の眠る墓前へと
その先には鶴ヶ城が見える白虎隊士の銅像と見て回った。
雨の日の銅像は涙を誘うけど、こうして晴れにの日にも悲壮感が漂う…そんな面持ちだった。
戸ノ口堰洞穴
さざえ堂
白虎隊のお墓
白虎隊の銅像
南鶴ヶ城を望めば砲煙颺(あが)る
痛哭(つうこく)涙を飲んで且つ彷徨(ほうこう)す
宗社(そうしゃ)亡(ほろ)びぬ我が事畢(おわ)る
十有九人屠腹(とふく)して僵(たお)る…詩吟の一節が浮かぶ。
帰りは171段の石段を降りて来たが、さすがにあの段数。
太ももが筋肉痛になってしまった。
こうして少ない時間ではあったが、初めてお会いしたマオママさんと
同年代という事もあってか話も弾み、楽しいひと時を過ごす事が出来た。
追記
以前背あぶり山へ行く途中に
入峰墓所 九代藩主松平容保の墓他代々の藩主の墓へ立ち寄った時の事
碑石の台座が亀に乗っかっている…まさにガメラ!!と書いた事があった。
その意味がマオママさんの玄武の説明により解決したのだった。
白虎隊には青龍隊、朱雀隊、白虎隊、玄武隊と各隊があるのだが
それは四神(方角(あるいは四季、色)を司る霊獣)と呼ばれ
青龍(せいりゅう)・・・東、春、青
朱雀(すざく)・・・南、夏、赤(朱)
白虎(びゃっこ)・・・西、秋、白
玄武(げんぶ)・・・北、冬、黒 …こういう意味をあらわしている。
その玄武(げんぶ)とは、中国の伝説上の生物で四神の一つ北方を司る神で
玄武とは亀であり蛇であるため、動物の名は付けられなく
亀の甲羅と蛇の鱗から連想できるもの…即ち『鎧』=武とする」と言った説があるらしい。