今日から8月、思いがけなくも梅雨明けを思わせるような日で
朝に雨は降ったものの、後はジりジりと眩しいほどの日差しだった。
所要があって美里町へ出かけたついでに
蓮の花が咲いてる事で有名な龍興寺の古代蓮を見て来る事にした。
豪雨の影響が残って、まだ氾濫してる伊佐須美神社脇を流れる…宮川かな。
以前何度か行ったのだけど、町中の裏路地で
あっという間に通り過ぎてしまい
Uターンして龍興寺の駐車場へと車を止めた。
蓮の池から龍興寺を眺める。
人影はなく静かな佇まいの中に、池がありそこに古代ハス。
がしかし、以前はたくさんの蓮の花で賑やかだったのだが
今年はパラッとしかなくて、花もまばらに…時季が遅かったかな?
そんな事を思っていると、住職さまが来て説明をしてくれた。
蓮の花の芽、一晩で5~6センチほど伸びるのだそうだ。
もう少し早いと開き加減のとこが見られたかも!
住職様曰く、蓮の花は東南方面から撮るのが良いらしいよ(^o^)b
今年は蓮を植えかえたそうで、これから咲くらしい。
池の蓮は日本のものと中国から来たものだとか
他にもアメリカだっけか、何種類かの蓮が新しく植えられていた。
まだ蕾だけど中国の蓮
住職さんの話は続く…池の中の泥を入れ換えた事
種類の違う蓮同士がケンカしないようにと配慮した事など
話をしながら、龍興寺の正面へと案内してくれて
蓮の苗などを見せてくれた。
龍興寺正面には蓮の苗が大きな容器に入って並べられている。
蓮の実食べた事がありますか?と聞かれて首を振ると
おもむろに蓮の実から種を取り出して
一粒二粒掌に乗せて、まわりの皮を剥いて
中の種を食べるのだそうだ。
蓮の実から思ったよりも簡単に実を取り出してくれた。
種から白い実が出てくる。
言われた通り皮を剥くと、中から白い実が出て来て口に含むと
無味無臭? かすかに甘さを感じ、生の栗をかじったような食感とでもいうか
不味くもなく美味しくもなく…なんだか不思議な種だった。
ハスの実は、古くから生薬として、婦人病や滋養強壮下痢止めなどに効果があるとされ
糖質をはじめ、ビタミン類やミネラル類、食物繊維など
女性に嬉しい有効成分が豊富に含まれているのだそうだ。
同じ蓮の実でも食べられるのと食べられないのがあって
話は続く…しまいには龍興寺の中に
ご自分で蓮の花の種類別に撮った写真を見せていただき
冷たいお茶と共に蓮の花を育てる苦労話などを聞かされてきた。
蓮の写真、これだけの種類を作ってるんだって!
住職さま、蓮の花を育てて40年で、蓮バカと言われながらも
見る価値のある蓮の花を育てる事に拘りを持ち
だから、入場料や見学料なども取らずに無料開放しているのだと
大変為になる話を聞いて来た。
珍しい蓮のドライフラワー
いろんな蓮の花が我先にと咲き誇っている様子も美しいけど
池にサラッと植えられている風景も、庭の景色と一体化して
私的には好きな光景だったかも。
ちょっと立ち寄って、ササッと写真を撮って帰って来るつもりが
けっこうな時間お邪魔してしまったけど、とても有意義な時間だった。
蓮の花も楽しめたしね♪
という事で、咲き誇っていた中国の蓮の花をUP!