あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

幸せの象徴に思えたBBQへの思い

2013-08-17 21:41:09 | ひとりごと

この14日は我が地区でのお墓参りで、我が家の面々と長女一家
親戚そして息子の将来を共にする人も一緒だったので
見せびらかしたい気持ち満々の私(笑)

お墓では花やお供え物など、お墓の上から水をかけて
お線香を焚き、孫太郎は目をつぶって、何やら一心にお願い事をしている。

最近 夏休み中で、一日中ベッタリの母親に叱られる事が多いのか
良い子になりますように…大丈夫さ、孫太郎良い子だもん。
心の中でそっとつぶやく。

そしてこの日は夕方から我が家のBBQで
お墓参りメンバーとあちらの家族と総勢10人ほどで
夫の準備したコンテナを逆さにし座布団を敷いた即席の椅子と
長テーブルの上には、いろんな飲み物と
100均で買って来た紙皿とプラスチックのコップと…。

 


昔 我が家では、このお盆の時期には枝豆などを出荷すべく
昼間のうちに、じいちゃんとばあちゃんは山ほどの枝豆を採っておいて
(二人とも今はすでにお盆で迎えられる側となってしまったが。)
お勤めから帰って来た私と夫は、枝豆の葉っぱ取りを手伝わされるの日常だった。

夕方になると、どこからかのやぶ蚊に足を刺されたり…。
暑い中夕暮れに時おり吹く風に息をついたもので
小屋の中にあるテレビを付けて、仕事をしながら
見るとはなしに見ていた、この時間帯はほとんどがニュースや天気予報だったけど。
そうそう、古い話になるが、当時日航機の墜落があったのはお盆少し前の事で
夕方の時間、その日のニュースは大々的なもので
坂本九もいたんだって…未曽有の事件に
いつもお盆前になると思い出す事だったが
あれからかなりの年数が経ってしまった昔話みたいなものかな。


あちらのお母さん手作りの紫蘇のおにぎり。
紫蘇の上から海苔を巻いて食べると妙にマッチング♪
紫蘇の葉と海苔って相性が良いんだねえ~

まあ、盆前とかは、そういうものだと思っていたが
お墓参りも大伯父だとか、とにかく家から出た人が集まり
したたかに飲んで昼寝をして、ようやく帰って行くのが夕方近くで
それから後片付けとか…さすがにグッタリでその後は何もしたくなくなってしまう。

だから家でのBBQをするなんて事は考えた事もなく
しかも、ばあちゃんが脳梗塞を患い十数年の介護生活に
この時期、近所のお宅で行われる庭先のBBQを眺めた事があったけど
特に羨ましいとかって訳でもなく、我が家には無縁のものなのだと思っていた。


花火に興じる孫太郎

それでも薄暗くなっていく夕暮れに、野菜やら肉やらを焼く煙と
その周りを取り囲むような家族を見るのは
こういうのが家族の幸せなのかと見せつけられてる気がしたけど
それでもその時の生活が辛いだとか…他のお宅が羨ましいだとか思った事はなく
他所は他所、家は家…そんな感じだったのかもしれない。

届かない望み事は絵空事的な…^^;

去年の事、息子が家でBBQをしようと、ホームセンターから用具を買い
家の玄関先で、生まれて初めての庭先BBQをした。

かと言って、今までBBQをした事がないわけではなく
子供会だとか会社関係や友達だとかで
河川敷などで行われたBBQだったら、何回も行った事はあったけど
いつか見た庭先のBBQを自分の家でやれるって
妙にはしゃいだ気持ちになってしまった。

ロクにお肉も食べないうちから早く暗くならないかと
まだ花火は出来ないの?と何度も父親に問う孫太郎さえも微笑ましく
例え高級レストランでの食事でなくても
家族と新しい家族とが集まり、いろんな物を持ちより
野菜や肉を焼いて、孫太郎と花火に興じ、食べて飲んで…。
あの日あの時の近所のBBQを見ていたあの風景に今、自分は居る。

家族が増えるって事はこういう事なのだろうな。
来年も再来年も…恒例行事となり、やがて子供が増えて
今よりも少し年老いた自分たちがいて…瞑想逞しくの私だった。


 

 

コメント (28)
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