ついこの間までの陽気と違い、しっとりとした雨の日が続いた。
西日本の方では土砂降り振りのニュースがあったが
幸いというか、思ったほどひどい雨ではなく
出始めたpochiko農園の作物たちにとっては
恵みの雨となったようだ。
今年は孫太郎と鶴ヶ城と法用寺の虎の尾桜
米沢の千歳桜と、3カ所もお花見が出来たが
八重の桜の石部桜を見れなかったのが残念と言えば残念ではあった。
神指城跡の桜も見事だろうけど、あの雨と風とで
きっと無残にも散ってしまっただろうとは思ったが
近くを通ったので、ちょっと回り道してみる事にした。
遠くに神指城跡
すっかりと葉桜に…これが満開だったら見事だったろうなあ…。
せっかくなので残っていた桜の花をUP!
思った通り遠くからでも分る若葉色に変わったソメイヨシノ。
それでもせっかく来たのだからと、車を停めて
神指城跡地へと…以前訪れた時にはなかった
歩き易い様にと、木の階段と道が出来て
これも、大河ドラマ「八重の桜」効果なのかもしれない。
すっかりと葉桜になったソメイヨシノは生まれたての若葉色に
それはそれで初夏を感じるような好きな風景かも知れない。
見上げるほどの高瀬の大ケヤキも、裸だった枝も若葉に覆われつつある。
良い季節になったもんだ…。
樹齢600年(推定)幹周:12、5m、樹高:24、6m
天然記念物に指定され、幻の神指城の築城前から大木であったとされる。
覆いかぶさるような大ケヤキには初々しい若葉がビッシリ
神指城とは、慶長5年会津領主上杉景勝は
周囲が開けており大川の水を利用できる神指原の地に築城を始めるが
この築城工事が徳川家康に上杉征伐の口実を与え
数ヵ月後の6月10日、会津征伐が間近に迫ったことから工事が中止されてしまった。
完成予想図
神指城はそのまま破棄され現在に至るのだが
面積は鶴ヶ城の2倍の55haと
完成すれば奥州を代表する巨大城郭となるはずだった神指城は
現在は二の丸の一部と本丸跡をわずかに残すのみとなっている。
まだ少しだけ雨が残っていたけど、その分シットリと
咲いているものと言えば、タンポポやドウダンツツジだとか
そして思いがけず見つけた…たぶんゴヨウアケビ!
紫色というかピンクというか、可愛らしい花にホッとひと息…。
葉桜となってしまった神指城跡だったけど
初めて見た野草も堪能できて
それもまた良いものだったと…いや、決して負け惜しみではなく(笑)