「阿修羅像」の真実 (文春新書)
文春新書
長部日出雄著 文藝春秋社
780円 (税込 819 円)
その寄せた眉根の「悲哀」が物語るものは? 興福寺建立から東大寺大仏までの天平の世に、「日本的なるもの」の源流を解き明かす
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
半世紀ぶりに興福寺を出た阿修羅像は、全国を回り、百六十万人を動員した。時代を超え、見るものを惹き付ける秘密は何か。天平の世を生き抜いた、稀有な女性の生涯に迫る。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 美貌の皇后/第2章 安宿に生まれた藤原家の娘/第3章 光明皇后の夢/第4章 天竺から奈良までの長い旅/第5章 大仏開眼/第6章 光明皇后の面影
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
長部日出雄(オサベヒデオ)
1934年、青森県弘前市生まれ。弘前高校卒、早稲田大学第一文学部中退。週刊誌記者、フリーライターを経て、作家活動に入る。『津軽じょんから節』『津軽世去れ節』により直木賞、『鬼が来た棟方志功伝』により芸術選奨文部大臣賞、『見知らぬ戦場』により新田次郎文学賞、『桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝』により大仏次郎賞、和辻哲郎文化賞を受賞