South Is. Alps
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Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
Lake Griffin


『巨人たちの星』

ジェイムズ・ホーガン、1983、『巨人たちの星』、東京創元社 (創元SF文庫 (663-3))

シリーズ3作目。
原作が書かれたのは、1981年。まだ、ソヴィエト連邦が健在であった時代を背景にしているので、ホーガンならずとも西側の見方からすれば、ソ連は悪の根源である。月や木星の衛星ガニメデで発見された遺物から始まる近未来のハードSFも、時代の制約を受けざるを得ない(まあ、作者の想像力は、現実を超えることは難しい)。自然科学上の想像力については、本書は、太陽系のシステムの起源と人類の起源、そして、人間性の特徴を弱肉強食の進化論を踏まえて展開しているので、その点の限界はあるものの、ハードSFの旗手らしく、その想像力は時空の限界をこえる。しかし、その楽観的な未来観はおそらくは、冷戦克服の可能性が見えたというデタントの時代を踏まえているはずで、やはり、作品の書かれた時代制約を超えるのは難しい。
かといって、個人的には、嫌いではない。物語は、一気にタイムパラドックスに突入、謎はどんどん深まっていく。ファンタジー物よりもこの手のハードSFやソープオペラが好みというのも、読者(私のこと)の想像力の制約を物語っていて、われながら、苦笑しながらも眠るまでの数刻の読書を楽しんでいる。

巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3))
ジェイムズ・ホーガン
東京創元社

2010-11-19 22:01:20 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


ほうれん草のカレー

ほうれん草のカレー(タマネギみじん切り。太白ごま油で炒める=べつに、太白である必要はなく、たんに、サラダオイルのストックがなかっただけ。合い挽きミンチを加えて炒め続ける。トマトダイス切り缶をくわえ、半量の赤ワインとともに。塩少々。あとは、弱火で煮る。ほうれん草をザク切りして、茹でる。湯切りして、フード符ロッセッサーに入れて粉砕。タマネギ+合い挽きミンチ+トマトのなべに、ほうれん草と自家製カレー粉、冷蔵庫で眠っていた生クリームをくわえて、とろ火で加熱。冷凍庫取り置きの、サフランライスと白飯を解凍してそえる)
キュウリとトマトのヨーグルトサラダ(キュウリを細かく好みに切って、塩もみしておく。塩分を洗い流して絞り、トマトを刻んで加え、ヨーグルト。塩コショウ、カルダモン、クミン、コリアンダーを加えて味を整える。)

2010-11-19 21:51:04 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )