South Is. Alps
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Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
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スモークサーモン、アサリとソラマメのスープパスタ、サラダ

昨日のソラマメより、もちろん江南の畑から来たもの。とくに、ソラマメをさやから外してくれたお母さん、ありがとう。おかげで、この2日はソラマメですが、さやから外れたソラマメはもう一日分あります!明日は何作ろうか!?

スモークサーモン
アサリとソラマメのスープパスタ
サラダ

2016-05-09 21:07:15 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『漆 塗師物』『ぬりものとゴハン』

赤木明登、2006、『漆 塗師物』、文藝春秋

東京の雑誌編集者から能登輪島の漆塗師へ弟子入り。モノを作るということでは、雑誌も塗り物も違わないかもしれないが、塗り物の場合は風土が関わってくる。漆から取れるウルシオールをつかって木製品の強度をあげるという技術は、縄文時代からほぼおなじ、数千年の歴史を刻んできた。しかも、おそらくは親方から弟子へ手と道具と素材の使い方を言葉やイメージとして伝えられてきた技術だ。岡本親方から弟子の著者に伝えられる技術が文字化されている記述を読んでいると、もちろん、頭の中でしかないのだがどんどん塗り物の制作工程が具体化されてくるようにおもえる。輪島塗は工程ごとに細かくそれを担う専門の職人によって分業化されているとのことだが、岡本親方は主要な複数工程をこなすことのできる職人だったようで、著者は下塗りから上塗りまでの工程を四年間の徒弟生活で学び、一年間のお礼奉公をおえて、独立して塗り物作家として自立した。徒弟になったのが27歳で一本立ちしたのは30歳過ぎ、それまでの編集者としての生活からの飛躍は素晴らしい。

風土が産んだ木々、漆や木地となるアスナロ、人間との関わりで創りだされてきた技術や成果物としての塗り物、そして、それを使う食文化(柱にまで漆を塗るから、もっと広く、生活としてもいいだろう)。風土が生み出したものと関わる人々の暮らし、いちいちが素晴らしい。

赤木智子、2006、『ぬりものとゴハン』、講談社

漆塗師の赤木氏の妻がこの著書の作者「とこちゃん」こと智子氏。東京のギャラリーのお姉さんが、結婚したあいての「職人になる」宣言で輪島に移り住み、漆の「研師」の技術も学んで、赤木氏や弟子たちの日常を支え、自然と調査しながら暮らし、子供三人を産み育てた感性あふれる文章が本書にある。

この両書をともに読んでよかった。




漆 塗師物語
赤木明登
文藝春秋
ぬりものとゴハン
赤木智子
講談社

2016-05-09 11:44:13 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


5月8日(日)のつぶやき

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ソラマメのリゾット、メカジキのムニエル、ミックスケールのサラダ goo.gl/D5TB2h



2016-05-09 05:14:10 | tweets | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )