大歳神社を出ると、知願寺の裏道を通って羊が飼われている三角小屋に向かいました。三角小屋近くに車があり、近くで草刈りの音が聞こえました。草刈りのために車で来た人なのでしょう。
三角小屋近くにある斜面で飼われている山羊を見た後、道を下りました。下っている途中、暖竹の群生地横を通りました。穂がたくさん出ているため穂を採集しました。穂から採った種子を来春まいてみようと思います。
立ち寄った荒木神社(荒木地区の郷社)
しばらく歩いて荒木神社に立ち寄りました。夏に来た時は蚊に悩まされましたが、寒い時期になったため快適に参拝できました。この神社前に熊毛南高校があります。今から400年前はこの神社下に大海原があったはずです。江戸時代の古地図にその様子がうかがえます。
三角形の作業小屋 斜面にいた山羊二頭 暖竹の群生地
荒木神社を出てしばらく歩いていると、柳井市との境界線が見えてきました。その昔、荒木地区と竪ヶ浜地区は岩国藩であり今の柳井市でした。当時岩国から竪ヶ浜に向かう竪ヶ浜街道がありました。そして、同じ柳井だった余田から竪ヶ浜に移住した人が多かったと聞きます。私の祖父は竪ヶ浜に住んでいましたが親元は余田でした。明治時代に荒木地区と竪ヶ浜地区は平生町に組み込まれ今に至ります。
平生~竪ヶ浜~田布施川史跡巡りウォーキングのコース
遅れましたが、やっと小麦の種まきが終わりました。私だけならとっくの昔に終わっていたのですが、種まき体験をしたい子供達がいました。その子達の都合の良い日に合わせて今回種まきをしました。
種まきしたのは午後でしたが、雲行きが怪しく昼から小雨が降ってきました。子供達はカッパを着て自転車に乗って畑までやってきました。雨が強くならないうちに種まきを始めました。骨董品に近い手押し式の種まき器に小麦の種を充填することから体験を始めました。
小麦の種まきが終わり、土寄せをする子供達
一昨年までは小麦を種継ぎしながら育てていました。今年は新しく購入したパスタやパン用小麦の種をまきました。高グルテンの小麦ではないかと思います。あらかじめ種まき用に畝を作っていたため、その溝の間を手で押しながら種まき体験をしてもらいました。初めての体験だったようで楽しそうに動かしていました。
小麦を種まき器に充填 手で押しながら種まき 談笑しながら種まき
種まきが終わるとすぐに土寄せをしてもらいました。いつものことですが、種まき後に鳩やカラスが種を食べにきます。種を隠すためにも土寄せは大切です。小麦粒が少しでも地面にあると、鳥たちは足で土をほじくって種を探し出して食べるのです。
1時間ちょっとの種まきと土寄せでした。それらの体験が終わると子供達は自転車で帰っていきました。次の用事があるとのこと。今の子供は大人と同じように予定がぎっしり詰まっているのですね。
手押し式種まき器を丁寧に押す 最後にクワを使って土寄せ
今年最後の野菜の種まきをしました。今の季節、白菜や小松菜などの葉物野菜は種をまいても育ちません。育てるにはビニールハウスに頼るほかありません。今、間に合うのはエンドウ豆類です。
今回、絹さやエンドウ豆とスナップエンドウ豆の種をまきました。最近の温暖化ではエンドウ豆類は今頃に種をまいた方が良いようです。経験上のことですが、早く種をまくと厳冬期に葉が枯れたりして春の育ちがよくありませんので。
間隔を空けてエンドウ豆類の種をまく
ところで、一ヶ月ほど前に種をまいた、小松菜、京菜、大根葉などはだいぶ育っています。大根葉はもう食べられます。今月中はネギ類を食べ、来月からはこれらの葉を食べようかなと思います。なお、婆様はしばらく施設で暮らすことになりそうです。そのため、春までに全部の葉を食べられそうもありません。来年からは一人が食べる量だけを栽培しようと思います。
種をまいたエンドウ豆 育った小松菜 もう食べられる大根葉
小麦の種まき準備が終わったのですが、畑の周辺は雑草が生い茂っています。夏の熱中症が怖くて夏の間ずっと草取りできなかったからです。やっと草刈り適期になったため道路端を中心に草刈りをしました。
カンナの一部がまだ花を咲かせていましたが、花が枯れるのを待っていては草刈りがいつになるやら。草と一緒にカンナも綺麗に刈り取りしました。おかげで畑がさっぱりしました。
地面を這うように刃を回して、畑周辺の雑草を刈り取る
道路傍は散歩する人が絶えません。景観を保つためにも、草刈機の回転刃を地面ギリギリに這わすようにして根ぎわを草刈りしました。雑草もカンナも綺麗に刈り取りました。ただ去年植えたマオランの株だけは残しておきました。雑草が無くなりすっきりした畑になりました。春になるまで綺麗なままの畑になりました。
草刈り前の道路端 草刈り後の道路端 マオランだけは残す
数日後に小麦の種まきをする予定です。小麦の種まきそのものはとても簡単なのですが、収穫時期などを見据えて正確に種まきしなければなりません。その理由は、スズメなどの被害を押さえるための防鳥網を張るためです。
小麦を収穫する時期は初夏です。その頃は鳥たちにとって食べ物が少ない季節でもあります。そのため、防鳥網を張らないと食べつくされて収穫が0となるのです。あちこちで麦を作っていた昔は被害が分散されて被害はありませんでした。今はすべての鳥が私の麦畑に一斉に集合するのです。そのため防鳥対策は必須なのです。
小麦の種まきをする畝を耕運機で耕す
ちなみに防長網の大きさは4m x 15mです。この面積の範囲内で種まきをします。この面積内に15mの畝を4本引くことができます。なお種まきは子供達に体験的にしてもらいます。昔ながらの手押し式種まき機です。数年前までその種まき機を使っていました。
畝位置を巻き尺で決める 小型の耕運機を使用 冬眠中のカエル発見
畝を作り終えて家に帰ると、久しぶりに手押し式種まき器を納屋から出しました。そして、手で押してみると車輪が回るなどちゃんと動作しました。
ところで少し種まき時期が遅れたため、まく小麦粒の量を多くしようと思います。時期が遅れると分げつ数を確保できません、その対策として種まき粒数を増やすのです。
耕運機で種まき畝を耕運 作り終えた小麦の畝