東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

里山の小動物たち

2000年06月05日 | 生き物
 東京サンショウウオを初めてみました。私はこれまで、井伏鱒二の小説「山椒魚」に出てくる、大きくて、鈍いイメージを持っていました。小説では確か、大きくなりすぎて穴から出られなくなった哀れな山椒魚を描いていました。そしたら、実物は小さくて意外とすばしこいのでおどろきました。
 ところで、ホトケドジョウがこの付近にはたくさんいるようです。しかしながら、ホトケド ジョウが危急種だとは知らなかったです。2,3年前のことですが、別の河川でせすが浅川のアシが繁っていてどんよりした水溜りにもたくさんいました。別名「お婆どじょう」と言って、ひょうきんな顔をしています。減ってはきましたが、浅川にはまだいろんな生き物がいるようです。つい2,3年前に、なまず、ホトケド ジョウ、もくずガ二、カメ、えびなどを見たことがあります(もちろん人の気のないところですが)。最近は川に行かないので分りませんが。
 話は変わりますが、苗場の一部で、イネミズゾウムシが大発生しています。苗がかすれたようになっているので、変だなと思ってよく見たら葉をはぐように食べていました。水中でもイネミズゾウムシは足をひこひこさせながら、たくさん泳いでいました。こくぞうむしに形や大きさがよく似ていますが、色が茶色で泳ぐのが得意です。大被害にならなければいいのですが。無農薬で米を作るのは大変な事だと思います。

               指の上にのせてみた、とても小さなイネミズゾウムシ
コメント
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