東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

サトウキビの越冬作業

2024年12月18日 | 麦,穀類,雑穀

 ヘナの越冬作業が終わったので、次にサトウキビの越冬作業をしました。サトウキビはこの地域では種子ができないため茎を越冬します。長さ30cm位の長さにノコギリで切って暖かい室内に春まで保管するのです。
 ここ数年の温暖化のためでしょうか、越冬作業しなくても畑で越冬するサトウキビが現われました。畑に植えたサトウキビの根元に土を盛り上げるのです。それだけで1/4位が越冬するようになります。

        節を二個以上付けてサトウキビの茎をノコギリで切る


 なお茎を取る時に約束事があります。それは茎の節を二個以上付けることです。付けないと茎の両端から茶色に腐ってしまうのです。節が黴菌の侵入を防いでいるのではないかと思います。

 サトウキビの茎を切る    切り口に防腐剤塗布   噛んで甘みを楽しむ
  

 これら越冬作業をしている間、切った茎の切れ端をかじりました。そして、サトウキビの甘みを楽しみました。薄い砂糖味です。子供の頃、まだチョコレートやお菓子は貴重でした。サトウキビ、サトウモロコシ、そして干柿が手軽に楽しめた甘みでした。

    切った茎を並べて乾かす       室内で保管する箱に入れる
 


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