東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

耕作放棄地とどんぐり苗移植

2001年10月03日 | 田舎暮らし
 10月6日は、6月初めに田植えした桜木中学校の生徒達が15人ばかり稲刈りに来ます(学校と連絡)。生徒達は午前中に授業がある関係で午後に来ます。このため、午前中は生徒達の稲刈りの下準備をします。カマをそろえたり、稲を乾す竹の棒を並べたり、2列程度の稲を刈ります。あと、稲刈り機を試してみようと思います。

 ところで、付近に耕作しなくなった田んぼや工事後放置された山があります。草木が生えていない荒地となっているため心配です。このため、山の荒地にはどんぐりを植えてみたらどうかと思います。

         耕作しなくなった田んぼ、一年であっという間に雑草だらけに


 どんぐりは地上に落ちた後に、実が乾燥すると死んでしまい芽が出ません。また種をそのまま蒔いても場所によってはうまく育ちません。あと肌地や粘土質の土壌は適さないようですので、種をそのまま蒔くだけでは失敗すると思います。

          耕作放棄された田んぼ、一年前まで老夫婦が耕作


 私が今までやった方法で一番確実な方法は、どんぐりをひろった後すぐに植木鉢か大きなポットに種を蒔きます。すると春までに30cm以上も芽と言うか枝が伸びてきます。そして雨がよく降る春にそのポットから抜いてどんぐりを移植します。
 この方法で八王子のどんぐりをポットに蒔いて、山口県の山に植えたことがあります。なお、あまり長い間ポットに入れておくと根がポットの底に空いた穴から地下に伸びたり根回りしてしまい移植に適さなくなってしまいます。
 どんぐりの種が自然に落ちているような土壌に近づけた上で、植えた方が成功率が高いです。例えば、最初の2年は草(特に豆科)を生やすことに専念し土壌を肥やし、3年目にどんぐりを植える方法などもあります。
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