東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田んぼの小動物達(1)

2005年08月11日 | 生き物
 田んぼを見回っていると、羽化を終えたヤゴの抜け殻をよく見かけます。毎日のように羽化するようで、あちこちの稲の葉に抜け殻がたくさんぶらさがっています。早朝に見回ると羽化中のヤゴとトンボをよく見ます。朝日をあびて羽が乾くと、すーっとどこかに飛び去ってしまいます。

 稲を作っていると、この時期に中干しという工程があります。稲の根に酸素を送ったり、稲が穂の重みで倒れないように稲の根元を引き締めます。しかし田んぼを干すと水中で生活している小動物たちは死んでしまいます。

 ユギ・ファームの田んぼは、小動物達を生かすため基本的に中干しをしません。この時期の稲の下の水面下を見ると大きく育ったヤゴ、ゲンゴロウ、コオイムシなどがたくさんいます。これからさらに羽化するヤゴが増えます。そして秋にかけて田んぼを飛び回るトンボが増えます。
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