町田市に行く機会があったため、帰りに久しぶりに薬師池公園に寄ってみました。この池の特徴は、古代ハスが池から溢れるように栽培されていることです。今年から私が栽培を始めたハスの参考にと思って寄ってみました。1月に種レンコンを植えましたが、アライグマでしょうか種レンコンを食べられてしまいガックリ。しかし、一本だけは食べられず6月に発芽しました。思っていた以上にレンコン栽培の難しさに直面しています。
池の中を通る木道を通りながらハスを見学
池は、上からは全く水面が見ることができない位にハスの葉で満たされています。ハスがよく見えるように池の中を通された木道を歩きながらハスを丁寧に見ました。直径が1m位の葉がたくさん茂っていました。時期が遅かったのか、花は一つしか咲いていませんでした。
ジョロの口に似たハスの実 とても大きいハスの葉
この池で栽培されているハスは大賀ハスと言って、古代の遺跡から発見された種子が芽を出したハスです。古代には日本のあちこちで野生的に育っていたハスではないかと思います。古代遺跡で発見されたので、もしかして古代人もハスの実やレンコンを食べたのではないでしようか。
池はハスの葉だらけで、人の背以上に生育
ここで栽培されている古代ハスは食用目的ではありません。茎やレンコンから取れる蓮糸を使って布を作っています。近くにある藕絲館(ぐうしかん)と呼ばれている施設でその布を作り、ハスの種子と共に藕絲の香袋として売られています。
数mもあるハスの葉軸 葉脈を透かして見上げる
ハスは私が子供の頃に家の近くの池で栽培されていました。このため、ハスの実はよく食べていました。焼くと独特な香ばしい香りがして、とても美味しいものでした。冬になると池の水を干してレンコンを掘っていました。今でもレンコンは私の大好きな食材です。
見上げるように人の背より伸びたハスの葉
薬師池の立派なハスを見ていると、今年から私が栽培しているハスは赤ちゃんのようです。水の深さなど全く栽培方法が分からず、しかもアライグマに種レンコンを食べられたりして散々な栽培を試行中です。春からの葉の生える広がりを見ると、ハスは水面下の泥中で根が四方に伸びているようです。今年はレンコンを収穫できそうもありませんが、来年にはなんとかレンコンを収穫してみたいと思っています。
初めて栽培した私の、弱々しく小さなハスの葉