東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古いNEC製 真空管式ラジオ付き小型アンプ(S-101M)の修理(3/x)

2016年12月24日 | 古ラジオ修理工房

 長年使用されたアンプなので製造年月日が全く分かりません。唯一分かるのは、製造者がNECであること位のものです。このラジオ付きアンプを修理する前に、シャーシを綺麗にすることにしました。シャーシは砂埃のような汚れにまみれています。相当永く使われたのでしょう。湿らせた雑巾で丁寧に拭くことから始めました。

            埃で汚れたラジオ付きアンプのシャーシ


 最初に掃除のジャマになる真空管を外しました。すべての真空管をはずしてしまうと、戻すときに位置を忘れてしまいます。そのため、二本程度外しながら掃除しました。油汚れではないため、比較的に汚れが早く取れました。

  真空管を数本外す    プレートキャップを掃除    シャーシを掃除   
    

 ただし、トランスやIFTなどの部品の狭い場所は、うまく汚れが取れません。そんな時は、割りばしやマイナスドライバーなどを使って、こそげ取るようにして汚れを取りました。少しずつでもシャーシが綺麗になると嬉しいものです。

          汚れが取れ、だんだん綺麗になるシャーシ


 シャーシ以外のチューニングダイヤル板などの板も磨きました。人が一番触る音量やチューニングなどのつまみも綺麗にしました。つまみはひだがあるため、布をひだに沿うようにして汚れを取りました。つまみの裏側も汚れを取りました。

  汚れたチューニングダイヤル板    綺麗になったチューニングダイヤル板
  

 一番汚れが取りにくかった場所は、バリコンの周辺です。各種部品が入り組んでいるため、指が届きにくいのです。そんな時は割りばしの出番です。一時間位でしょうか、布やちり紙などを駆使して汚れを取りました。汚れが取れたシャーシは、新品のような輝きを取り戻しました。綺麗になると、修理のし甲斐があります。

        輝きを取り戻したラジオ付きアンプのシャーシ

コメント
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