東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小麦が全滅、がっかりする暇もなくすべて刈り取り

2021年06月18日 | 麦,穀類,雑穀

 これまでにも麦がスズメなどに食害されたことがありますが、全滅するのは初めてです。どの穂を見ても見事に実を食べられています。まだ緑色の穂を手に取ってみると、未熟な実さえ一粒残らず食べられていました。この秋に種まきする実さえ残っていないのです。今年の小麦畑は結局のところ、スズメの餌場だったようです。
 食べられないように防鳥紐を張り巡らせましたが、スズメはもろともせず侵入して食害しました。来年は麦を作るのを諦めようかと思います。がっかりする暇もなく全ての麦を刈りました。来週、耕運機で耕して小豆の種まきをしようと思います。

           一粒残らず食べられた小麦を全て刈り取り


 春に生まれた子スズメは餌の探し方が分からないようです。今の時期、弱った子スズメや死骸を見ることがあります。私の麦畑で、親子スズメ達は好きなだけ食べたようです。網を張ったため競争相手のカラスなどの大型鳥が入れないため、よけいスズメ専用の餌場と化してしまったのでしょう。それとも、今年はパン用ではなくバスタ用小麦だったので美味しかったのでしょうか。この地域では私一人が麦を栽培しています。そのため、地域のスズメが大群で私の麦畑に食べに来るようです。たった一人での麦作りは悲惨です。

    実が一粒もない麦穂        泣く泣く麦畑を刈り取り
 

コメント
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