東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

わら細工、買物籠やポシェットの底部を編む

2024年06月30日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 来月ほぼろ製作講習会を開催するにあたりサンプルを数点作ろうと思います。今回は買物籠やポシェットの底を縄で作りました。網目がよく分かるように赤い麻紐を使いました。実際には網目が目立たないよう普通の麻紐かたこ糸で作ります。以前作ったポシェットの一つの底はたこ糸で作りました。
 本来ならば紐自体も綯って作れば良いのですが、今回は市販の赤く染めた麻紐を使いました。時間がたっぷりある時や全て自分で作りたい時は紐自体も綯って作ると良いでしょう。さて、底を編むのは円座を作る方法とほぼ同じです。最初が違うだけです。

           最後の縄端をを編んで底がようやく完成


 底の編み始めは底の両端の曲がる部分です。半円形に編むので、それに合わせてクルクルと麻紐を巻いて曲げます。6~8回巻けばよいでしょうか。後は編み方を調整します。ポイントは、買物籠かポシェットの底の二つある楕円の中心間を取ることです。または半円間を取ります。こればかりは説明が難しいので実際底を編んでもらって体得してもらうしかない気がします。

 半円部にくるくる巻く   半円部を曲げて繋げる    二回縄を曲げて繋ぐ
  

 さて、縄を巻きながら底を広くしていると、特に曲がる部分の網目の隙間が空いてきます。そんな時は余分に二度とから巻きします。すると、見かけ上網目が収まります。逆に網目が詰まりすぎる場合は一つ飛び越して編みます。このようにして8回程度縄を巻いていくと底部が出来上がります。買物籠の場合はさらに縄を巻き付けます。

   網目をから巻きして網目を増す    完成した底部、右は完成ポシェット
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする