倉庫を片付けていると古い箱からトランジスタラジオが出てきました。あまり記憶にないのですが、東京に住んでいる頃に手に入れた壊れたラジオだと思います。自分で修理しようと忘れてしまったようです。もう1台古いトラジスタラジオがあったのですが、倉庫のどこかにあるはずです。このラジオを直したら次のそのラジオを探して直そうと思います。このところ雨続きのため屋内にいることが多く、久しぶりにラジオの修理をしようと思います。
ちなみにこのトラジスタラジオは昭和30年頃に松下電器から発売されたものです。当時自社でトランジスタを製造できたのはSONYだけだったと思います。その他の会社はアメリカやヨーロッパの会社とライセンス契約していたように思います。ちなみに松下はヨーロッパPhilipsとライセンス契約したようです。このラジオに使われているOCシリーズトランジスタがそうだと思います。
壊れたトランジスタラジオ、古いトランジスタ(OCシリーズ)を使用
使われているトランジスタはJIS規格ではありません。ライセンス生産したOC44,OC45,OC71そしてOC72です。OC44は周波数変換用、OC45は中間周波数増幅用、OC71は高利得電圧増幅用、OC72は小出力電力増幅用です(「トランジスタ活用辞典 昭和34年8月発行」より)。
ところで、このトランジスタラジオの外観はひどいものです。おそらく落としたために、特に裏側に大きな穴が開いています。その欠けた箇所の破片はありません。皮カバーをかぶせると、その穴が見えないのだけはラッキーです。
カバー被せたラジオ ラジオの表側とつまみ 醜く壊れた裏側
今後はラジオ修理のセオリーにのっとり調査などをしようと思います。久し振りに私が自作したシグナルとレーサーやシグナルインジェクターを使ってみようと思います。さらに、私が高校生時代に使っていオシロスコープなども使います。また、受信周波数を測定するためのSGも使おうと思います。この雨で家にいる時間はたっぷりあります。のんびり修理しようと思います。
使われているトランジスタ(松下OCシリーズトランジスタ)