去年、暖竹が籠作りに使えることを初めて知りました。その後、お粗末ながら簡単な籠を試作してみました。今回、穂がまだ残っている暖竹を少し採集してきました。
暖竹は海岸沿いの崖に多く生えています。潮風に強いのでしょう。もともとは海岸のどこにでも生えていたようですが、道路などを作る過程で伐採されてしまったようです。そのため、開発がされていない過疎な海岸に残っています。
暖竹を調べていて気が付いたのは、暖竹に多少の品種的な違いがあることです。暇を見ては籠細工に適した品種の暖竹を探そうと思います。
十字状に交差した釘を使って四等分に裂いている暖竹
暖竹にはいろいろな太さがあります。細めの暖竹は私が持っている笹割り機が使えます。しかし、太い暖竹はナイフを使うか十字にした釘を使ってでしか裂くことができないようです。裂き方を覚えた上で、効率的に薄く皮を剥ぐ方法を考えたいものです。もちろんナイフ一本で地道に裂いて剥ぐのもいいです。
笹を六等分する治具 釘を十字に交差 ナイフで暖竹を裂く
以前笹を加工したことがありますが、暖竹は段違いに柔らかいです。そのため裂いたり剥いだりの加工が比較的容易です。今後は籠に加工しやすい暖竹の品種を見つけることと、効率的に裂いたり剥いだりする方法を見つけたいと思っています。
ほぼろなどのわら細工を主に、時間が空いた時に暖竹細工などもしたいと思っています。欲張りですが。
十字にした釘で暖竹を裂く 四等分に裂かれた暖竹
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