東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

ぐんぐん成長、砂糖モロコシ

2008年09月11日 | 野菜:果菜

 昨日から晴天です。それまでは、いつ雨が降ってもおかしくない日が続いていました。晴れていても風はさわやかで、秋を感じさせます。仕事に行く前に畑に行ってみると、野菜たちが元気に見えます。
 その中でも、ひときわ元気に見えるのが砂糖モロコシです。ソルゴーの仲間ですが、この種類は葉が長く大きいので一見トウモロコシのように見えます。6月下旬に種を蒔いたのにだいぶ大きく育っています。

            晴天の中、ひときわ元気に育っている砂糖モロコシ


 普通のモロコシ(ソルゴー)は、葉が細く茎も細いのですが、このモロコシはとても茎が太くなります。測っていませんが直径は今のことろ2cmはあろうかと思います。茎をかじることができる頃には3cm位には太くなるのではないでしょううか。

             がっしりと太い茎を、下の方から見上げる


 茎や葉をよく見ると、たくさんのアリが動きまわっています。そのアリの周辺を見ると小さなアブラムシがいます。アブラムシは茎や葉から汁を吸ってお尻から蜜を出します。その蜜をもうためにアリが集まるのでしょう。

          上から覗き込んだ茎、中心部は葉が渦巻く


 太く長い葉は所々波打っています。まるで青い空が海で、波打つ葉が昆布のようです。この種類の作物は光合成の効率が良く成長が早いとのこと。遅く種を蒔いたのにこんなに成長しました。
 晩秋に穂が出る頃に茎を切ってかじってみたいと思います。砂糖モロコシの名に恥じない甘みがあります。菓子がない昔の子供は、この硬い茎をかじっておやつ代わりにしました。食べるわけではなく汁を濾すようにして吸います。少々青臭いですが、じんわりした甘さが大好きです。
 
           海に浮かぶ昆布のように見える砂糖モロコシの葉

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