東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

ディーゼル耕運機の給油管修理

2009年12月11日 | 建設,工事,修繕
 一昨年の夏にいただいた耕運機に搭載されたディーゼルエンジンを、ワラ切り稲の脱穀,または麦畝の耕運などに使ってきましたが、燃料漏れがだんだんひどくなってきました。最近は一度入れた軽油が一晩で空になる始末です。

             ディーゼルエンジン搭載耕運機の給油関連部
 

 燃料漏れの原因を探ると、燃料管にひび割れがあり、そこからポタポタと軽油が漏れていました。即刻修理することにしました。農機具店に行ってみましたが、同じ径の燃料管を売っていませんでした。このためDIY店に行って同径の管を見つけました。

    ひび割れた燃料管箇所          燃料管をハサミで切る
 

 ひび割れた管と同じ黒色がないかどうか探しましたがありませんでした。仕方がないので青筋色のものにしました。ひび割れた管をハサミで切ってペンチで挟んではずしました。何十年もの間にゴム管が硬化していました。

    新しい青筋色のゴム管           管の両端を接続
 

 新しい燃料管は青色のためやや目立ちますが、もう燃料が漏れることは無いはずです。後日さいど軽油を入れて漏れがないかどうか確かめようと思います。漏れが無ければ今後10年程度はもつと思います。

          燃料タンクと燃料フィルターを新しい管で再接続     
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絹さやえんどう豆の発芽

2009年12月10日 | 野菜:豆類ほか
 先月下旬に種を蒔いた絹さやエンドウ豆が発芽していました。この豆は一昨年に購入したもので一年古い豆でした。しかも種を蒔く時期がだいぶ遅くなってしまいました。ちゃんと発芽するか心配でしたが、それは杞憂でした。

              絹さやエンドウ豆の発芽


 えんどう豆の作り方が悪いのか、春までに枯れてしまう株が毎年ありました。ワラで株の周りを覆うなどの防寒できていなかったことが原因ではないかと思います。今年はワラで囲って防寒に勤めようと思います。

       たくさんの極小葉からなる絹さやえんどう豆の芽
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藍の採種

2009年12月09日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 藍染めに使う藍(あい)の種を採取しました。藍染めといっても生葉を使うお試し的な染物しかしていません。毎年のように春に種を蒔いては、秋に次年ために種を取っています。本格的な染物に使うのであれば、もっとたくさん栽培してみたい植物です。

                霜が降りて、枯れた状態になった藍


 藍の種は、ゴマ粒ほどのとても小さな茶色の種です。手ですりつぶすようにすると皮が簡単に取れます。口で吹くか風に通して皮を飛ばします。皮を飛ばした種だけを集めて来年のために保存します。

      先端に付いた種              手で揉むと種と皮が分離
 

 藍の種に限りませんが、秋に採種した種は口を閉じたビンに保存します。そして、そのビンの中には乾燥剤も一緒に入れます。去年からは脱酸素剤(実はホカロン)も入れています。種の種類にもよりますが、これで4,5年は確実に種が保存できます。数年間も蒔く予定のない種は、さらに種子専用の冷蔵庫に入れて保管しています。

                 手に取って束ねた藍の穂先

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ようやく麦が発芽

2009年12月08日 | 麦,穀類,雑穀
 今年は麦の種蒔きがとても遅れたため、ちゃんと発芽するか心配でした。しかし、このところの雨続きなどに救われてか、今日畑に行ってみると発芽していました。発芽が遅れると霜柱の影響などで根が持ち上がって枯死することがあります。これからは頻繁に麦踏みをして冬に耐える麦にしようと思います。なお、霜も降ったようです。サツマイモ、サトイモ、ジャガイモなどの葉の一部が変色したように枯れていました。今年の霜降りは例年より遅いです。

                    ようやく発芽した小麦
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東薬大生、稲の脱穀と野菜収穫

2009年12月07日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 6日東京薬科大学生と稲の脱穀と野菜収穫をしました。もともとは伸び伸びになっていた稲の脱穀だけをする予定でした。田んぼで稲の脱穀作業を始めましたが、昨日の大雨でせっかく乾かしていた稲が濡れてしまい脱穀はわずかしかできませんでした。

     脱穀機の覆いを取る           脱穀作業の準備中
 

 雨が降っても濡れないように、干した稲にはビニールシートを被せていました。ちゃんと被さった稲は乾いていたため脱穀できました。しかし、風でシートがめくれた箇所の稲はすっかり濡れていました。濡れた稲は再度干すしかありません。。

       雨で濡れた田んぼで脱穀開始、一部の学生は裸足で作業


 濡れてしまった稲は再び竹竿に掛けて干し直すことにしました。濡れた稲をよく観察すると穂発芽していないので品質は保っていそうです。穂発芽してしかもカビに犯されると、もう食用にはできません。畑か田んぼに積んで腐らせ肥料にするしかありません。

      濡れた稲を竹竿ごと運搬      濡れた稲だけ再度竹竿に干す
 

 濡れた稲を竹竿に干し終わると、脱穀したワラを堆肥場に運び上げました。ワラを裁断して、畑にそのまま蒔くか腐らせて来年の肥料にします。田んぼと畑を結ぶ急斜面を何度も往復してワラを運びました。

    急斜面をそろそろと降りる      急斜面を登ってワラを運搬
 

 ワラを運び終わると学生達は二つのグループに分かれました。一つは田んぼの整理整頓をして竹竿類を大学に運ぶグループ。もう一つは畑の野菜収穫を手伝うグループです。私は野菜を収穫するグループに付き添いました。

   先日麦の種を蒔いた畑で、麦を踏まないように小松菜などを収穫中


 間引き作業をしながらの野菜収穫です。収穫した野菜の種類は、大根,小松菜,冬菜,壬生菜,京菜,のらぼう菜,タアサイ,チンゲンサイなどです。収穫時、土が付いた根をハサミで切り取ります。ワラで縄をあんで束ねた後に新聞紙で包みました。

      壬生菜の収穫            大根とその葉を藁縄で結束中
 

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一株のアーティチョーク(朝鮮アザミ)

2009年12月05日 | 野菜:果菜

 今年初めてアーティチョーク(朝鮮アザミ)と呼ばれる野菜?を作ってみました。10年ほど前にボーイスカウトで三浦半島をハイキングしていた時、畑でたくさん作られていたのを覚えています。茎や葉がとても大きく、つぼみが突き出るように茎から出ていたのも覚えています。
 興味がわいたので今年作って見ることにしました。しかし、栽培方法がさっぱり分かりません。せっかく種を蒔いて発芽しても、知り合いが雑草だと思って抜いてしまう始末でした。なんとか一株だけは残りました。どうも越冬するようで、私がかつてみた大きさに育つには最低2年かかるようです。

            一株だけ育ったアーティチョーク(朝鮮アザミ)

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タカキビ(砂糖モロコシ)の精白

2009年12月03日 | 麦,穀類,雑穀
 11月末に脱穀したタカキビに付いた殻を取ってから精白してみました。使った機械は米用のため、思ったようにはうまくいきませんでした。まずは、殻取りですが、もともとは殻が少ないタカキビは脱穀の段階でほぼ取れていました。今回殻取りに使ったので衝突式の籾摺機です。

       脱穀機を通して脱穀直後のタカキビ、殻が少し付着


 タカキビはお米より一粒重量が重いため、タカキビを入れた袋はお米に比べてずしりと重く感じます。一粒重量が思いためか風選時に風に乗りません。このため、籾摺機の中を何度も回っているようでした。モーターの回転数を上げないと吹き上げられないようです。しかし、時間がかかりますが待っていると籾摺機の籾排出口から出てきました。

     籾摺機に入れたタカキビ           衝突式の籾摺機
 

 今回は衝突式の籾摺機を使いましたが、摩擦式の循環籾摺機の方がよい結果が得られたかも知れません。
 殻を飛ばした後、精白をしました。これまた米用の一回通し式の精米機を使ってみました。細かい網で玄米の表面を擦る方式ですが、タカキビは表面が硬いためか思ったようには精白できませんでした。

                 一回通し式の精米機でタカキビを精白


 台風のために臨時に刈り取ったタカキビのため、粒の大きさがまちまちでした。そして、お米より粒が硬いことも原因でしょうか、お米のようには白くなりませんでした。自家用として食べるには問題ありませんが、白く精白されたタカキビにするにはやはり摩擦式で何度も循環させる精米機を使った方がいいかも知れません。しかも適度な湿度をもたせると、より白く精白できるかもしれません。来年試みようと思います。

           次々に袋に排出される中途精白されたタカキビの粒


 精米機を通したタカキビ粒をよく観察すると、硬い表面には赤い皮が少し残っていました。しかし、胚乳部分はちゃんと取れていました。たくさんのタカキビ糠も採取されました。今後この中途精白されたタカキビを調理してみようと思います。もともとは砂糖を作るためのタカキビなのですがどんな味がするでしょうか。

          窪んだように胚乳部分が取れたタカキビ粒
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たまねぎ苗の植え付け

2009年12月02日 | 野菜:根菜
 今年はたまねぎの苗をやや遅れて畑に植え付けました。毎年のことですが、去年は11月下旬に植え付けをして今年の5月に収穫しました。苗を作る時間が無かったため50本/1束480円の苗を購入しました。たまねぎの品種を聞くのを忘れてしまいました。冬の間はなかなか成長しませんが、春にぐっと大きくなります。

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秋冬野菜の収穫、真っ盛り!

2009年12月01日 | 野菜:葉菜
 9月中旬に種蒔きした秋冬野菜の収穫が真っ盛りです。秋の初めに蒔いた種が芽を出し成長し、今が収穫の時期です。毎日収穫したてのおいしい野菜を食べることができます。いろんな人に分けると、とても喜ばれます。

  細い葉がたくさんの壬生菜            株が大きくなる京菜
 

 私が一番好きな野菜は多摩特産ののらぼう菜です。やや苦味のある独特の味が大好きです。葉っぱをかき取って収穫するので、秋から春先まで次々に新鮮な葉を取ることができます。

              葉をかき取って収穫する「のらぼう菜」


 白菜とキャベツはだいぶ大きく成長しましたがまだ収穫はできません。白菜は12月になってからの収穫。キャベツは玉が大きくなる品種のため、2月か3月の早春に収穫予定です。

        収穫間近の白菜          早春に収穫する大玉キャベツ
 

    寒じめにするホウレン草          一番重宝している小松菜
 

 作っている葉もの野菜のうち、一番たくさん作っているのは小松菜です。小松菜は調理方法も簡単ですし冷凍庫での保存も容易のため一番多く作っています。収穫した小松菜をそのまま冷凍できるのは一番のメリットです。ほかの野菜は解凍すると溶けるようになりますが、小松菜だけはしんなりするだけで溶けるようにはなりません。

               冬はロゼット状に広がるタアサイ、味は一品


 チンゲンサイは茎の根元が太くなる中国野菜です。一株が大きくなるため2,3個で十分な食卓の量になります。ただ、今年は青虫などの被害のために小さな穴が無数に開いてしまいました。でも丁寧に洗えば穴が開いていても十分なおいしさです。大根は収穫時期に入りました。たくさん収穫できるので、一部は加工して干したり漬物にしようかと思います。

  小さな穴が開いたチンゲンサイ            収穫時期の大根
 
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