6月に田植え体験にやってきた別所小学校の子供達が田んぼの草取りにやってきました。田んぼの草取りは去年までは子供達の中でも希望者だけ来ていました。しかし、今年は授業の一環としてきたようです。田植えの時のように途中までバスで来たようです。
田んぼに入るときはキャーキャー言いながら大騒ぎ
最初、1組の子供達に草取りの方法を教えました。今年の田んぼは適度に雨が降っているためか雑草がそれほど発生していませんが、少ないながらも雑草の取り方を教えました。
田んぼに入って足元の雑草をかき回す1組の子供達
雑草の取り方は、田んぼに入って腰をかがめて水面下の泥をかき回すことです。大きく育った雑草は無理ですが、小さな雑草は根ごと水面に浮いてきます。屈んで手でかき回すことができなくても、立って足を使って泥をかき回してもかまいません。
一列になって行進 雑草を取りながら歩き回る
教えた後、1組の子供達には自由に田んぼに入ってもらい雑草を取ってもらいました。次に2組を教えました。同じように田んぼに入る前に、雑草の取り方や歩き方などを丁寧に教えました。
そろそろと田んぼに入る2組の子供達
いろいろ雑草の取り方を教えたのですが、なかなか分からないようでした。泥をかき回すようにと教えたのに、ほとんどの子供達は猫が水をかき回すように水面をかき回していました。泥に手を入れるのが怖いのでしょうか?
一緒に仲良く草取り 田んぼを熱心に観察
子供達の歩き方をよく見ると、一人の子供の後ろに続くように田んぼを歩いていました。いわゆる縦一列になって歩く姿が多かったです。草取りは縦一列になるのではなく横一列になって欲しかったのですが、子供達には伝わらなかったようです。誰かの後を追うように歩いた方が、心理的に安心なのでしょう。
一人の後を追うように縦一列になって歩いている子供達
田んぼ全体を歩き回った後は、田んぼ脇の小川で足を洗いました。このところの梅雨の雨で、水がたくさん流れていたため足がすぐに綺麗になりました。水が流れ落ちる岩は天然の滑り台です。何人か滑って遊んでいました。
天然の滑り台で、水と一緒に滑る子もいました
最初は綺麗だった小川の水溜りも、子供達が汚れた足を洗ううちに濁ってきました。でも、水が冷たくて気持ちが良いせいか楽しそうに水に足を漬けていました。
多少濁っていても、冷たくて気持ち良かった小川の水
足を洗った後、先生が鳴らす集合合図の笛が聞こえるまで、子供達は田んぼの周りを探検です。小川の草陰を覗いてカニを探したり、田んぼに生える藻を調べたりしていました。
草影に潜むカニを探す子供達 田んぼの藻を調べる子供達
草取りをした田んぼの近くにはたくさんの田んぼがあります。田んぼ伝いに小さな水の流れがあります。子供達はの水路伝いに田んぼや畦周りを探検していました。そして、いろいろな動植物を調べていてたようです。小さなイナゴをたくさん捕まえた子供も何人かいました。
水路に並んで足を洗う 足を洗う順番を待つ
子供達が帰った後、田んぼを見渡しました。すると、踏みつけられた苗がいくつもあったり、何人もの足跡が残った畦がありました。一部畦が壊れて水が流れ出している箇所は応急処置をして直しました。踏みつけられた苗は、一週間もしないうちにちゃんと上を向きます。
子供達が去った後の静かな田んぼ、水が濁っている
収穫したイタリアンキャベツを手に持つMさん
植えつけたのは2品種のイタリアンキャベツです。虫が入らないように大切に育てたためか、やや小さめですが立派なキャベツを収穫することができました。今回収穫したのは、イタリアンキャベツのうち葉が縮れている品種のものキャベツです。サラダ料理にも使えるそうです。
キャベツにはしては珍しく葉が縮れている
5月下旬に麦畑に架けた防鳥網を片付けました。この網は麦や米などの穀物をスズメなどの害鳥から守るために毎年のように苦労して架けています。そして、穀物を収穫した後に片付けています。特にこの時期は、麦畑に架けた防鳥網の片付けには苦労しています。梅雨時期で、作業していると汗ばむし雑草が絡みついているので大変です。雑草については、一回目と二回目に分けて事前に草刈りを済ませておきました。
外した防鳥網を一度畑に広げる
支柱やロープから外すのは比較的簡単ですが、外した防鳥網を綺麗に片付けるのが大変です。次回また畑や田んぼに架けるので、再度架けやすいように綺麗に片付ける必要があるためです。
網の裾を支柱でまとめる まとめた裾を絞り紐で縛る
防鳥網は一度広い場所に広げるとまとめやすくなります。広げた後にする一番大切な作業は、四角形の防鳥網の二辺の裾を紐でまとめて縛ることです。東西南北の辺のうち東西の二辺を絞って縛ります。そして、絞った二箇所の裾を引っ張ると網は細長くなります。
絞った裾二辺を引っ張り細長くなった防鳥網
麦畑を覆った防鳥網は二種類です。全体が青色の網と橙色の網です。青い網は目合が約3cmです。橙色のものは目合が約4.5cmです。橙色の防鳥網は軽いのですが糸そのものが細いので回収にやや難があります。
橙色の防鳥網の裾の一辺をまとめているMさん
防鳥網の裾の一辺をまとめると全体を細長く引っ張っていきます。そして、もう一辺を裾をまとめて縛るとほぼ防鳥網の片付けは終わりです。あとは小さくたためるように所々を縛ります。
防鳥網の一辺を縛った後、支柱上に絞りながら乗せる
防鳥網を片付けている最中にハプニングがありました。防鳥網に引っかかっている大きな昆虫を見つけました。良く見るとカブトムシのメスです。麦畑にはカブトムシが来るような甘い蜜はありません、この畑そばにある堆肥場から飛び立つ時に引っかかったのかも知れません。すぐに網から外して逃がしてやりました。
網にかかっていたカブトムシのメス 天日干し中の小麦を小屋に運ぶ
ところで、防鳥網を回収した麦畑には刈り取った麦を天日干ししていました。このところの梅雨でなかなか脱穀できません。網を取り去ってしまうとスズメなどの害鳥の被害にあってしまいます。脱穀するまで小屋に置くことにしました。なお、途中から雨が降って来たため、青色の防鳥網だけ片付けました。橙色の防鳥網は麦畑にそのまま置いて、次回片付けることにしました。
小雨が降って来たため、カッパを羽織って片付け作業
先日、アーティチョークのつぼみを食べました。すべてのつぼみを食べずに数個残していたら、残ったつぼみが巨大でとても綺麗な花になりました。これだけ大きな花はこれまで見たことがありません。花の周りを覆うガクはまるで巨大なうろこのようです。尖った三角形のガクはさめの歯に似ています。
巨大でとても美しい紫色の花
たかが食用の花ですので、大して綺麗でないだろうと思っていたら、予想を裏切るような美しい花なので驚きました。直径は10cm以上ですし、高さも20cm以上あります。切花としても使えそうです。
切花としても使えそうな紫色の巨大花
紫色の巨大な花は、タンポポのように小さな花が集まってできています。中を良く見ると小さな昆虫がたくさんいました。また、飛んでくる虫を捕らえようと小さなカニグモの仲間もいました。
上から見ても巨大花、アザミの仲間らしいトゲあり
先日麦畑の草刈りをしましたが、今回残っていた箇所を草刈りしました。先日は麦畑の一番草が生い茂っている西側から草刈りを始めましたが、途中雨が降ってきたので中止しました。今回は残っている箇所をすべて草刈りしました。そして、田んぼの畦周りも草刈りしました。
雑草が生い茂る麦畑北方面 草刈り終了後の麦畑北方面
麦畑の北側方面は通路になっていて、数年前に雑草が生い茂っていたために見通しが悪く交通事故が発生しました。車を運転していた人が周りをよく見ないで本道に出たのが一番の原因ですが、雑草が茂っていて見通しが悪かったもの遠因だと思います。
綺麗に刈り取った麦畑の北側方面、道の見通しが良くなる
最初に麦畑の北側方面を草刈りし、続いて本道が横にある麦畑東側方面を草刈りしました。この方面は本道に沿ってガードレールがあるため、草刈りがやや難しい箇所です。それでも、綺麗に草を刈り取ることができました。
雑草が茂る麦畑東側方面 綺麗に刈り取った東側方面
麦畑をすべて草刈りすると、今度は田んぼに行って畦周りを草刈りしました。6月末に最後の田植えをして以降一度も草刈りしていないため、畦周りは草が伸び放題でした。畦は微妙な曲線になっています。その曲線に沿わせながら草刈機の刃を当てて雑草を刈り取りました。
曲がった田んぼの畦を草刈機で綺麗に除草
5月下旬に植えたナスがだいぶ大きくなりました。そろそろ混み始めてきたため、支柱をたてて三本仕立てにしました。ナスは放置して育てると、だんだん混んできて実が成ると重さで枝が垂れ下がってきます。また風で倒れやすくなります。
植えてからだいぶ大きくなったナス
ナスやトマトなどは放置していると枝がどんどん増えます。すると葉が混んできて風通しが悪くなります。すると、病気が発生しやすくなったり、実が小さくなったりと、あまり良いことはありません。まずは、剪定ばさみで余分な枝を切りました。
余分な枝にハサミを当てる 切り取って無くなった余分な枝
余分な枝を取って、成長する箇所を三つに絞りました。プロの農家では、Y字型にする二本仕立てにするところもあるようです。二本仕立てにした方が、ハウス栽培などでは管理しやすいのではないかと思います。
仕立て数に合わせて三本の支柱を立てる
続いて支柱を立てました。三本仕立てですので、三本の支柱を根元から植えに広がるように立てました。そして、立てた支柱に沿うようにナスの枝を麻紐で結んで這わせました。最初、麻紐がずれないように巻き結びで支柱に止め、次に麻紐で枝をゆるく結びます。
最初、支柱に麻紐を結ぶ 次に、ナスの枝をゆるく結ぶ
仕立てるついでに、根元の雑草を取ったり肥料を蒔きました。苗を植えたのが遅かったため、これから花が咲きます。この土地はそれほど肥えていないためそれほどナスは大きくなりませんが、時々肥料をやるなどすれば、家庭で食べたり職場に配る程度のナスは収穫できます。ナスは収穫時期が長いし農薬を全く使わなくてもそれなりに収穫できるので毎年外せない野菜の一つです。
仕立て終わったナス、根元を除草し肥料を蒔く
絹さやエンドウ豆を作っていた場所に、そのままインゲン豆の種を蒔いていました。茎が伸びて葉も茂ってきたのですが、ずっと根元の草取りをしていませんでした。このため、今回根元を中心に草取りをしました。
雑草が茂った根元 雑草を刈った後の根元
インゲン豆は今はまだ花が咲いている段階です。一週間後には美味しいさやを収穫できると思います。マメ科の作物のため肥料はあまりやらなくてよいかと思っていましたが、葉の色はあまり濃くありません。緩効性の肥料を根元に蒔いて、軽く土と混ぜておきました。
笹で作った棚全体に茂ってきたインゲン豆
梅雨時期の今の季節は雑草が元気です。このところ、新しい作物の種を蒔くよりも、雑草を刈り取っている時間の方が多いです。そろそろニンジンの種を蒔いたり、キャベツの苗作りを始めなければと思っていいます。
雑草を刈ってすっきりし、風通しが良くなった根元
雑草に覆われた小ネギ、草とネギの見分けが付かない
今の時期は一年で一番農作業が苦しい時期です。田植えに続いて、麦の刈り取りと脱穀、そして草取りなどです。梅雨の季節となり雑草が一気に伸び始めます。汗ばむ中を草取りしなければなりません。この時期雑草取りをしないでおくと、8月,9月雑草は畑を覆いつくしてしまいます。そうなると、それ以降の農作業は致命的です。
雑草の中から現れた小ネギ
6月上旬に植え替えた長ネギの草取りと肥料やり、そして土寄せ作業をしました。最初草取りをしましたが、さすがにこの時期の雑草は根がしっかり土に張っています。酷暑のなか、汗を流しながらの除草でした。しかし、昨夜雨が降って土が緩んでいたため面白いように雑草が根ごと引き抜けました。
除草した長ネギの畝 根元に緩効性肥料を蒔く
草取りを済ませると、今度は肥料をやりました。普通の化成肥料ではなく緩効性の肥料をやりました。これからの季節まだまだ雨がふるので、肥料分が流されにくい緩効性の肥料を使ってみました。さて効果はあるでしょうか?肥料を長ネギの根元にすじ蒔きした後、その上に平クワで土寄せをしました。
肥料を蒔いた根元に平クワで土寄せ
今の時期、梅雨のため毎日のように雨が降っています。このため、どうしても畑や田んぼに行くのがおっうになりますが、ここで行くのをサボると雑草の天下になります。雨や汗でじくじくしますが、今日は麦畑の草取りをしました。麦畑は害鳥が入らないように防鳥網を張っていますが、この時期は雑草が網にからみついて除草が大変です。
網に絡みついた麦畑の雑草、まず網を雑草から外します
麦畑の草取りをする前に、畑を覆う防鳥網のすそを外します。外さないと、網に絡まる雑草を刈り取ることができません。次に、麦畑に進入している笹を鎌で刈り取ります。笹はとても硬いため草刈機(紐をつかう場合)で刈り取ることができません。
麦畑に侵入した笹 草刈りに使った鎌と草刈機
網を雑草から外して笹を刈り取りすると、草刈機で地表の雑草を刈り取ります。丸刃(チップソー)ではないので刈り取る速さは遅いのですが、紐は石ころなどに当たっても草刈機へのダメージが少ないので私はよく使います。途中雨が強くなったため、草刈り作業を終了しました。
草刈りを終えた麦畑の一角
入梅してから雑草が勢いよく生えています。刈っても刈っても、一週間も過ぎるともう雑草が背を伸ばしています。畑の入り口や通路は頻繁に行き来するので、除草は欠かせません。かと言って手で刈っていては疲れます。仕事の行きかえりのわずかな時間を利用して草刈機で除草しています。
除草前の畑入り口 除草後の畑入り口
食べることができそうな大きさに育ったアーティチョークのつぼみ
どうやって調理するのかさっぱり分かりません。Mさんがインターネットでその調理方法の概要を調べてくれました。そして、その調理にトライしました。その大きなつぼみを根元からハサミでチョキンと切りました。わりと簡単に切れました。切ったつぼみから次々にうろこ状のがくを剥いでいきました。そして包丁でもこそぐように切ってみました。
切り取ったつぼみ 包丁でこそぐようにがくを切る
がくを次々にはいでいくと、不思議なかたちの中身が現れました。紫色をした尖った部分とふっくらした根元をした形です。紫色をしたがくの部分は硬いのですが、がくの根元はやや柔らかく食べられそうな気がしました。
不思議な形をしたつぼみの中身
がくの根元は歯でこそいで食べられるとのことでした。このため、剥いだがくは取っておき鍋に並べるようにして置きました。がくをどんどん剥いでいくと、ついにがくが無くなりました。そして、つぼみの本体が現れてきました。その本体の内側には細かい毛のようなものがふさふさに付いていました。
剥いだがくを鍋に並べる 毛が付いた本体(縦にカットした断面)
ふさふさの毛は花粉がつく花びらの元かも知れません。アザミの種類らしくふさふさの毛には硬く尖った部分があるようです。毛先を強くさわると指先がちくちく痛みます。ふさふさの毛はスプーンですくうにしてえぐると取れます。今回調理したつぼみは特大のためか、毛を取るにはスプーンでは小さすぎました。オタマを使ってこそぐと綺麗に毛が取れました。
オタマで毛をこそげ取る 綺麗にとれた毛
毛を綺麗に取り去ると、繊維質が多そうな食べられそうな部分が出てきました。包丁で切るとさくさく切れます。どのような大きさに切ってよいか分からないので、とりあえず短冊状に切りました(実際にはMさんが調理)。
がくや毛を取ったつぼみの可食部を短冊状に包丁で切る
短冊状に切ったつぼみの可食部とそれまでに剥いだがくをいっしょにして鍋で煮ました。煮る前にオリーブ油を少し垂らしました。オリーブ油を入れると、味がまろやかになるのでしょうか?あるいはアクが減るのでしょうか?調理方法にオリーブ油がよいと書かれていたのではないかと思いますが理由はよく分かりません。
煮る前に、少しオリーブ油を鍋にたらす
沸騰し始めてからすぐに試しに取り出して噛んでみると柔らかくなっていました。短い時間で柔らかくなるようです。すぐに火を止めて冷ましました。まず始めにがくの部分を食べてみました。するとがくの先っぽはさすがに硬くて噛めません。根元は意外に柔らかく、歯でこそげ取るようにすると可食部だけがつるりと取れました。
そして短冊状に切ったつぼみの根元は食感がとても良いのには驚きました。あえて言うならば、柔らかいタケノコ,または柔らかいメンマのような食感でした。これならばパスタなどに入れるととても合うのではないかと思いました。タケノコの無いヨーロッパではこの食感は珍重だったのではないでしょうか。しかしながら、とても効率の悪い食材です。大きなつぼみ一個で一人分もない量です。ヨーロッパの王侯貴族だけが食べることができた贅沢食材だったのではないかと思います。
煮終わった可食部 冷ましたがくの部分