すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

『オレ様化する子どもたち』を読み進めて

2006年07月18日 | 読書
諏訪哲二氏の著書『オレ様化する子どもたち』(中公新書ラクレ)を読んだ。

自分の読解力不足を感じながらも、至るところで刺激をうけた。
少しずつ記しながら、頭の中を整理していきたい。

まず、「子どもの変化」に対してすっきり整理できた気がする。

「農業社会期」→「産業社会期」→「消費社会期」

という区分は納得できる。

東北の農村では、その区切りに都会との誤差があるのだろうが
自分が勤め始めた数年、つまり昭和50年代中頃から60年代初め頃を
振り返ってみたときに
「農業社会期」の特徴~言うことを素直に聞く
「産業社会期」の特徴~きちんと話せばわかってくれる
といった傾向性は確かにあった。
しかしそれが徐々に崩れていったことも、確実に思い起こせる。

委員会活動の時間だったろうか。
何かを言いつけても、さぼってばかりでやらない子がいて
再三の注意も聞かず
「それなら、やらなくていい!だまっていろ!」
と言われ、平然とその言葉通りにできる小学生が
目の前に現れたのは、その頃だった。

そして、自分自身は「言葉の使い方」でそれを乗り切ろうとしていた。