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縷述「つながる授業」その3

2006年07月25日 | 教育ノート
 学期末のふりかえりの時期、自分の授業チェックの視点として、①と②で書いたことを「(子どもと子どもが)つながる授業」の観点風にまとめてみると、以下のようになるでしょうか。

 □ 学習形態に変化をもたせることができたか
 □ 子どもの実態にあった指示を出すことができたか

 
 「形態」の方は振り返りが容易と思いますが、「指示」となるとさてどうだったか、難しいことかもしれません。毎日数時間行われる授業で、数多く出されるだろう指示を振り返ってみることは、授業そのものを総括すると言ってもいいことなのかもしれません。

 あくまで一つの考え方としてですが、ふだんの指示を思い起こすため、次のような区分で文章化してみました
(例 「23×3の計算の方法を考えよう」という課題をペアで話し合わせる設定)

 ①「計算の方法を話し合いなさい」(活動指示のみ)
 ②「23×3の答を求める方法を話し合いなさい」(ねらいに近づけていく指示)
 ③「23×3の答を求める方法を話し合って、二つ以上見つけなさい」(数を入れて目的化)
 ④「23×3の答を求める方法を話し合って、できるだけたくさん見つけなさい」(拡散思考)
 ⑤「計算の方法を話し合って、板書のような形でまとめなさい」(集約思考)
 
 自分だったらどんなパターンが多いか、それはどうしてか…日常の授業の点検としても有効かと思います。