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夏休み「思い出先取り」短歌作り

2006年07月27日 | 教育ノート
夏休みが間近に迫った19日。
担任がお休みだったので、1時間もらってこんな学習を試みた。
4年生での活動である。


『もうすぐ夏休みだね。楽しみにしていることあるでしょう。どんなことが楽しみかな』
と問いかけて、次々に発表させる。

「地区での旅行」「キャンプ」「遊園地にいくこと」「プール」
等々、にこやかな顔での発表が続く。
ひとつひとつ板書していく。
ひと通り終わったら、目をつむらせその場面を想像させる。

目を開けさせたら、真面目な表情で言う。
『さて、皆さん。今目をつむっている間に、夏休みがぱっと終わってしまいました』
「エーッ、」と驚いてくれるよい子たちである。

「ほんとはもうすぐ始まる夏休みだけど、終わってしまい楽しい思い出があったなあ」
という気持ちで、想像して短歌を書くことを話す
(形式については、以前教え、一つ程度五七五七七に合わせて作った経験がある)

●想像して、夏休みの心に残る思い出を短歌にしよう

いくつかポイントを挙げ、板書する。

・板書されたことをてがかりに
・場所、人を入れてみよう
・色、音、声なども入れるとおもしろい
・読んでみてリズムがあれば「六」「八」もある
・もし全然考え付かなかったら「モデル」を出すので、真似してもよい

ここからは個人で作業。
結局10分経たないうちに全員が一つ目の作品を仕上げたので、
「モデル」は出さないまま、個別指導に切り替えた。

個別指導のポイントは、以下のようなことである。
・具体的な名前(人など)を入れてみたら、
・同じ言葉はなるべくつかわないほうがいいよ

遠足後に初めて作らせたときより、
かなりスムーズに楽しい作品が出来上がった。
多い子で5つ、全員が2つ以上作ったので
最後に自信作を読み上げさせて終わった。


遊園地フリーパスでのりほうだい
わたしのおすすめジェットコースター(N)

しんせきといっぱい遊んで楽しいよ
おひるごはんはかにとおすしだ (K)

夏の夜花火の色がきれいだな
パチパチパチと音がしている (M)

ドキドキのサマーコンサート
じゅんびしてきれいな音のえんそう会だ (Y)

もういやだすずしくなって、暑い夏
わすれてたなあプールに行こう (A)