すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

縷述「つながる授業」その1

2006年07月05日 | 教育ノート
「縷述」と称して、授業のことを中心に少しずつ提示していくことにした。
ネーミングはなかなかいいと思うが、中身はどんなことになるやら…



本年度の研究主題「かかわり合いながら課題解決していく子どもを育てる学習指導の工夫」と、学校経営のキーワードとして掲げた「つながる」は共通していると見ていいかと思います。
 『類語大辞典』によると、「係わる」の意味は「なんらかの、または、密接なつながりをもつ」ということになり、語意の点においても整合性はありますし、ひとまず同義ととらえ話を進めます。

 今月行われた二つの研究授業は、指導主事からいくつかの指摘があったにしろ、ねらいが明確であり、主題にそった工夫が講じられた授業だったと総括できると思います。今後も頑張りましょう。
 研究授業のような場は一つの集約ですし、学級の力もある意味そこに象徴されるのですが、もっと日常的に「かかわり合い」、「つながる」といったことを意識するためには、どんなことを考えたらいいのでしょうか。

 毎時間の各教科等で「つながる授業」ができているか…子どもと子どもがつながる活動をきわめて表面的にみれば、次のようなことが一つのポイントになるかと思います。

  学習形態がいくつ準備されているか ⇒ 様々な形態を使いこなしているか

 「個人」「ペア」「グループ」「全体」という区分、ペア、グループの組み合わせ、そしてそれに伴う活動場所のバリェーションということです。小規模学級の場合、担任の掌握のしやすさがかえって形態の工夫を阻害している場合もあるのではないでしょうか。また、子ども同士が密接であるがゆえに逆に固定化した見方に陥りがちです。パターン化していないか要チェックです。(6/30)