一学期最後の学校報、わずかなスペース。
書きたいことは結構あったが
「夏を迎える心」が一番大切だなと思った。
ぴったりの詩を見つけたので、紹介した。
児童生徒をお持ちのご家庭では、「夏休み」は毎年繰り返されているとお感じになっていることでしょうが、考えてみると一人一人の子にとっては「□年生の夏休み」はたった1回きりなのです。また、我々大人にとっても「□歳の夏」はたった1回きりと言えます。
夏だから何かいいことがあるとは言えないのですが、四季のあるこの国では、やはり夏が一つのピークなのかな?などと思うこともあります。
つい最近、下の詩を目にした時も、そんな感じが一つ強まりました。北国に住む我々には春を待つ心の方が強い気もしますが、夏の印象もまたくっきり浮かびます。
からっと晴れ上がった空、プールに響く声、夜空に上がる花火、遠くから帰省した懐かしい顔…そんな日はもうすぐです。
空の下
高田敏子
梅雨の晴れ間の
空を見ながら
みんなが待っている
子どもには子どもの夏が
若者には若者の夏が
年よりには年よりの夏が
近づいてくるのを
待っている
毎日何かしらん
悲しいことが起こったり
さびしいことがあったりする
それでもみんな待っている
梅雨の晴れ間の
空を見上げて
新しい夏を待っている
近づくものを待っている
書きたいことは結構あったが
「夏を迎える心」が一番大切だなと思った。
ぴったりの詩を見つけたので、紹介した。
児童生徒をお持ちのご家庭では、「夏休み」は毎年繰り返されているとお感じになっていることでしょうが、考えてみると一人一人の子にとっては「□年生の夏休み」はたった1回きりなのです。また、我々大人にとっても「□歳の夏」はたった1回きりと言えます。
夏だから何かいいことがあるとは言えないのですが、四季のあるこの国では、やはり夏が一つのピークなのかな?などと思うこともあります。
つい最近、下の詩を目にした時も、そんな感じが一つ強まりました。北国に住む我々には春を待つ心の方が強い気もしますが、夏の印象もまたくっきり浮かびます。
からっと晴れ上がった空、プールに響く声、夜空に上がる花火、遠くから帰省した懐かしい顔…そんな日はもうすぐです。
空の下
高田敏子
梅雨の晴れ間の
空を見ながら
みんなが待っている
子どもには子どもの夏が
若者には若者の夏が
年よりには年よりの夏が
近づいてくるのを
待っている
毎日何かしらん
悲しいことが起こったり
さびしいことがあったりする
それでもみんな待っている
梅雨の晴れ間の
空を見上げて
新しい夏を待っている
近づくものを待っている