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研修会のもち方を考えれば

2006年11月07日 | 雑記帳
 9月末に行われた新潟・中野山小学校で行われた研修会に参加した友人より
一冊の本をいただいた。

『授業道場&学校改革「大森塾!」』

 大森修先生のいらっしゃる学校の研修会の記録である。
 しかも、今年4月から8月までという最新のものである。
 読み始めたら止まらなくなるくらいに興味を惹かれた内容だった。

 メールによってサークル内に流された文章が中心なので
若干わかりにくい点もあったが、それを通り越して刺激的な箇所がいくつもあった。

 外部講師として招聘した講師の話の内容
 校内研修の指導者からの感想を保護者に知らせること等々
 自分には手の届かない境地だなあと思うことも多かった。

 一つ、考えさせられたことがある。

 研修会、研究会のもち方についての話題である。
 いわば「講義型」の研究会を続けている中野山小学校。
 その理由はいくつも挙げられるだろう。
 それから、ずいぶんと広がっている?という「ワークショップ型研修」。
 付箋等による意見収集やグループ別討議を取り入れた形である。
 この比較を考えている文章があった。
 研修会のあり方を模索し続けてきた?自分としては実に興味深かった。

 今、勤務校でも、セミナーと称して研修会を継続しているので
思わずその有効性を考えてしまった。
 本校の形は「講師による授業→講話→質疑、意見交流→各自のまとめ」という流れである。
 特に深く考えた筋立てではないが、このラインは具体的にかつ深く学ぶには
なかなかいいのではないかと改めて思う。

 実技指導を見て、講話によってその意味づけを知る。
 そして疑問や意見を話し、自己の学びとして文章でまとめてみる。
 特に変わった形式とは言えないが、学ぶ流れが明確であるような気がする。

 もちろん、それを支えるのは個人の積極性や意欲であることには違いないが
「出合い」さえあれば、参加者をそうした気持ちにさせてくれる一流の講師を呼んでいるので、本当に心配がない。(これは自画自賛ですね)

 セミナーも今週金曜日で三回目。

 いよいよ野口芳宏先生の登場である。