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子どもはみんな「よくなろう」と思っている

2006年11月15日 | 教育ノート
 野口先生をお迎えした先週のセミナーの集約に、今日ようやく取り掛かることができた。
 並行して、学校報にもその様子や野口先生の言葉を紹介してみた。


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 週が明けてすぐに野口芳宏先生より、本校宛に葉書が届きました。一部を紹介します。

 かわいい二年生との授業は久しぶりでした。九人の子ども達が、どの子も一生懸命考えてくれたと思います。読み方も上手になりました。
 いい子に出合うと心が洗われ、若返る気分です。
 木の香いっぱいの暖かい校舎を作ってくれた、地元の方々のご期待に応える実践の充実を期待します。


 古希を越えて今なお全国各地からの要請に応え、様々な研修会講師として活躍なされている先生です。
 国語教育や家庭教育の分野での著書も非常に多く、新聞紙上での連載なども抱えておられ、「鍛える」をキーワードとした骨太の理論は、教育界の中で影響力が大きいものがあります。
 そんな多忙な先生ですが、けして机上だけの考えはなさらず、必ず実践をくぐらせた「本音」や「実感」を大切にしておられます。
 今回も時にくだけた口調で、参加者一人一人の胸に迫るお話をしていただきました。

 「子どもを見る目を鍛える」をテーマにした会では、参加者の質問や感想に対して野口先生にお答えいただく形をとりました。
 最後に「先生の、子どもを見る目の原則はありますか?」と訊ねてみると、次のようにおっしゃいました。
 実に印象的な一言でした。

 子どもはみんな「よくなろう」と思っている

 その思いに応える実践を作り上げるために、日々の営みを大切にしたいと痛感しました。
(11/15)