すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

学校力とは、時間管理である

2006年11月28日 | 雑記帳
 久しぶりに『教室ツーウェイ』(明治図書)を手に取った。
 11月号である。特集名に惹かれたからである。

 あなたの学校の学校力の基本を点検する

 向山代表をはじめTOSSのライターが様々な視点から書いているが
 概観してみると、一番のキーワードは明らかだ。

 時間を守る

 向山氏が「時間の厳守」について書いたこと、語ったことは繰り返し読み、聞いてきた。
 だから、ある面で自分にも沁みついているはずと思っている。
 学校づくりの名冊子ともいえる「大塚の教育」も読み込んでいるし
会議の原則を作り実践してきた経験もある。

 しかし、改めて今自分のまわりを点検してみると、少し甘えも出てきているかなという気もする。

 例えば「授業時間の弾力化」に伴う動きはどうだろう。
 それ自体は授業者にとっては歓迎すべきことであるし、好都合といってもいいが
45分で終わらなくてもいいという縛りのなさは、逆に自分自身に曖昧さを残していないだろうか。
 第一、子どもの意識はどうなのだろう。

 例えば「会議時間」についてはどうだろう。
 職場の中ではきちんと守られているが、諸々の校外の会議でのアバウトさはまだ続いている。
 改善していく声を出すのには勇気がいるが、何かしらのアクションを起こさない限りは、自分も同罪である。

 大森修氏は、いみじくも言い切っている。

  時間内でできることが職務遂行能力

 それは45分の授業づくりがもちろんそうだし、一日、一週間の組み立て方も該当する。
 従って、一年間、六年間にもあてはまる。

 時間感覚を磨き、時間管理をすることが、学校力を高めていくのである。