すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

「コショク」の風景

2006年11月30日 | 雑記帳
 今月の中頃に行われた祖父母交流会の中で
餅つきをして会食する場があった。
 閉会のときの挨拶で、ほんの少しだけ「食」の話題に触れた。

 「コショク」という言葉に刺激されて話してみたが
事前の調べも足りなく、少し舌足らずになってしまったと反省している。

 そこで調べなおしをしてみると、
「コショク」にはずいぶんたくさんの意味が込められていることがわかった。

 「個食」と「孤食」
これが私がはっきり知っていた書き方であり、
どちらもひとりで食事をする風景と思っていたのだったが
少し意味は違うようだ。

 「孤食」、これは文字通り、ひとりで食べること。
 「個食」は、一緒に同じ物を食べるのではなく、
親子が別にバラバラのものを食べるという意味で使われる。
 
 そして、少しあやふやだったいくつかの「コショク」。
「固食」…食べるものがいつも決まっている
「小食」…食欲がなく、少ししか食べない
「粉食」…パンなど粉を使った主食が中心

 なるほどと思う。
 すべての「コショク」を改善せよということは無理な話ではあるが
いずれも成長期の子どもたちへの影響は大きいだろう。

 なかでも「個食」「孤食」は、そこに悲しい風景さえ浮かんでくる。

 家庭教育の中の芯とも言えることではないか。

 誰の文章か失念したが、「食」に関して心に留めている言葉がある。

 何を食べるかが問題なのではない。
 誰と食べるかが問題なのだ。