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朱墨の筆ペンが狙い打ちする

2007年02月04日 | 雑記帳
 録画してあった『プロフェッショナル 仕事の流儀』をみた。
 今回はスペシャルで「仕事術」がテーマである。

 最初に登場したのは新浪剛氏。
 ビジネス界でも著名なコンビ二チェーン社長である。

 「危機管理」がテーマなのだが、見ているうちに目についた道具があった。

 朱墨の筆ペン

 新浪氏のメモノートに書かれている朱色の大きな字を見て、あれっと思い、映されているデスクの傍らを見ると、確かにそこにあった。
 黒色の字もあったので、普通の筆ペンも併用しているのだろうが、その意外性に惹かれるものがある。

 何故に、筆ペン。
 
 そういえば、四年生か五年生かの書写の補充にいったとき
「筆の特徴」について考えさせたことがあった。
 
 一本で太くも細くも書けることが何よりの長所であるし、線の強さの表現もできる。

 新浪氏は「危機管理」のための最大のツールとしてこのノートを使用していると言う。
 疑問を感じたときや違和感があるときなど、すぐさま書き込む、つまりその時々の感覚を大事にして書き付けていくことになる。
 表されたノートには、字の大小や線の強弱が確かに感じられ、図や矢印も含めそれは思考の跡のようにも見てとれた。
 
 そのための道具として、筆ペンは実に重宝なのかもしれない。

 道具を使いこなす…結構深いことだと改めて感じた。

 次に登場した編集者の「手紙術」で使われていた筆記具は、おそらく100円程度の「水性ボールペン(青色)」であった。
 その手紙を書くのに必須であるらしい。

 始まりは偶然か意図的か知るすべはないが、どちらも強力な武器に見えてきた。